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介護職員初任者研修(第8回)

研修第8回、完了しました!

今回から実技研修に入ります。
これまでと違い、服装や持ち物など準備が必要になります。

私が通っている所のルールです!


◆長い髪はゴムでまとめる
◆動きやすい服装
 Tシャツ・ポロシャツ(フードはNG)
 ズボンはジャージやスウェット(短パンやジーパンなどは不可) 
◆爪は短くする
◆アクセサリーや腕時計は全て外す
◆名札をつける(白い布を縫い付ける又は布ガムテープで代用もOK)
◆動きやすい靴(運動靴)


今回の持ち物です。
・アイマスク
・割箸
・歯ブラシ
・肩かけの小さいカバン

授業時間
9:30〜16:30(お昼休憩1時間あり)

先生は第7回と同じ、受講生は9名です。

授業の流れです。

口腔ケア以外は2人1組で行いました。
奇数なので1組は3人になります。
交代しながら、全員が利用者・介護職役の両方を必ずやります。

1.食事について(座学)

最初の約2時間は座学でした。
「なぜ食事をするのか?」を考え、食事の大切さや役割について学びました。

2.とろみ

嚥下機能が低下している方の誤嚥を防ぐために、料理や飲料にとろみをつけます。

コップに水を入れ、その中に「トロミーナ」という粉を入れて実際にとろみをつける作業をします。
粉は3回に分けて入れ、粘度の違いを見ました。

最初は餡かけ、最後はゼリー状のような感じでした。

ここでは確認のみです。
実際の料理で試すために、自宅用に一袋配布されました。
お味噌汁やスポーツドリンクで試すのが良いそうです。

3.食事介助/視覚障害者の食事支援

割箸とアイマスクを使用します。
授業で食事はできないので、配布された用紙にメニューを書き、食事場面を想定して行います。


以前は授業中に食事をして行っていたそうですが、コロナ以降は今のかたちだそうです。

利用者さんの設定です。
食事介助:片麻痺。自力での食事が困難。
食事支援:視覚障害者。それ以外は元気。

以下の手順で行いました。

食事介助の流れ


大切なのは「介助と支援は違う」です。

支援は見守りベースです。献立の説明や配膳位置などを利用者さんに伝えたら、あとは見守りながらサポートするかたちになります。

4.口腔ケア

歯ブラシを使います。

磨き方を教わり、以下のように行いました。

・ゴム手袋をはめた状態で手をグー✊にする
・指のところを歯に見立てて磨く

5.杖歩行/全盲歩行/外出支援

肩かけの小さいカバンの登場です。
教室の外に出るので、貴重品を持っていくために使用しました。


杖歩行は、学校側で準備してくれた杖を使用します。

片麻痺がある利用者さんの設定で、杖歩行と介助
をします。
段差越えもやりました。

杖、麻痺側、健常側で動かす順番を教わり、教室内を歩きます。

次に全盲歩行です。
再びアイマスクを使いました。
利用者さん役はアイマスクを着用して歩きます。

介助のやり方の説明を受けた後、教室内を歩きます。

まず教室内を2周、その後に障害物(イス)を置いて、避けながらさらに1周して、計3周しました。

最後に教室の外に出て、杖歩行で外を歩く+階段の昇り降りをして終了です!



少しですが1日を通して利用者さんの立場を体験しました。

現在、不自由なく暮らせていることへの感謝と自分の身体を大切にしようという気持ちが湧いてきました。

研修を受けながら、ふと「これは人ごとではないなぁ」と思いました。

以前、先生が「介護を受けるのは決して特別なことではない。誰にでも起こり得ること。」と話していました。
本当に本当に少しですが、そのことを実感できた1日でした。





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