高校野球開幕・初戦は難しい
本日、担当チームの1つが初戦(2回戦)を迎え、見事に勝利し、3回戦に駒を進めました。
どんな強豪と言われるチームでも、大会の初戦というのは、往々にして硬くなり難しいものです。
下馬評が覆り、所謂「番狂せ」が起こるのは、初戦〜2戦目あたりです。
毎年のようにシード権を取るようなチームにおいても、高校野球は、毎年構成メンバーが変わります。
1年生のうちから夏の大会に出るような選手は稀で、2年生でスタメンに出るような選手も数名と考えられ、3年生でようやくスタメン、あるいはベンチ入りするような選手が大半になるかと思います。
そうすると、選手個々に見ていけば、緊迫した夏の大会に「初出場」という選手は多いはずです。
もちろん、それまでの過程で、秋季大会,春季大会,あるいは練習試合を経験し、レギュラーとして場数は踏んでいます。
しかし、負けたら「引退」となる最後の大会を経験するのは、3年間で一度キリです。
したがって、強豪校に属しているとは言えども、まだまだ技術的には未完成の高校生同士の試合において、何が起こるかは分からないわけです。
「筋書きのないドラマ」という表現をよく耳にしますが、まさに高校野球ほど、そういったことが分かりやすい形で起こりうるものはなく、だからこそ、世間の注目を集めるのではないでしょうか。
(私自身も経験した)そんな高校野球に、毎年のように携わらせてもらえることに感謝し、これから2,3週間ほど、ドキドキしながら試合を追っていきたいと思います。
勝てば選手が素晴らしかったからであり、
負ければ監督•コーチをはじめ私のような立場も含めたスタッフの責任です。
試合の勝ち負けは、コントロールできませんが、そこに至るまでにより良い準備ができたかどうかは、我々スタッフにかかっており、そこはある程度コントロールできるわけです。
したがって、大会に入ったら、あとは信じて祈るのみです。
一方、選手たちは思いきり高校野球をエンジョイしてもらいたいものです。
JPFストレングス工房
鬼頭 祐介