トレーニングコーチ 鬼頭祐介『紙一重の積み重ね』
野球選手のためのトレーニングについて、エクササイズやプログラムの紹介、考え方などをまとめていきます。
『稲盛和夫』に学んだ運命を高める生き方 大田嘉仁/P30-33 稀代の名経営者•稲盛和夫氏の側近として30年近く行動を共にしてきた大田嘉仁氏が、稲盛氏の心に残った言葉をピックアップして一冊の本にまとめて刊行(『運命をひらく生き方ノート』)。 書籍発行に至る歩みと振り返りより。 稲盛和夫氏は、私淑する方の一人であり、著書や関連する書籍は何冊も読んできた。 今回の書籍も購入して読んでみたい。 さて、今回の記事より、以下の2つの言葉が印象に残り、これまで読んだ書籍で目に留まら
佐野日大高校ラグビー部、2025年シーズンに向けてのトレーニングがスタート🏉 2011年より携わり、次のシーズンで15シーズン目となります。 今日は、2014年卒のOBと2016年卒のOBの2人がコーチとして来校。 2014年卒の彼は、初の県予選決勝進出の代。 2016年卒の彼は、初の7人制全国大会へ出場した代。つまり、國學院栃木高校に7人制とは言え、初めて勝った代。 彼らは、0が1になった瞬間、つまり初めて勝つという経験を積んだ代なのです。 0と1を隔てるものは大きく、そ
以前「継続は力なり」というタイトルで、投稿したことがありますが、よかったら併せてお読み下さい👇 昨日、工房にて大学3年の柔道選手(100kg超級)が、ベンチ•プレスで200kgを挙上しました。 大学1年の今ぐらいの時期から、部で選抜されて通っている4選手のうちの1人で、丸2年かけて上記の記録を達成しました。 当初は、120kg程度からのスタートで、最初から200kgを目指していたわけではなく、150kgを超えた辺りから目標を200kgに定め、昨日の達成となったわけです。 も
東京六大学野球2024年秋季リーグ戦は、昨日の早稲田-明治の優勝決定戦の結果、早稲田大学の優勝(春秋連覇)で幕を閉じました。 早稲田大学の選手の皆さん、おめでとうございます。 さて、先日、早慶戦1回戦後に投稿をしました。 その後の2回戦も2-1で接戦をものにして、2連勝。 1勝すれば早稲田が優勝、つまり目の前での胴上げを見せられるという状況を阻止した形となり、件の優勝決定戦となったわけです。 (おそらく、この展開は誰も予想していなかったのではないでしょうか…) 慶應は、
「4年間ありがとうございました。」 リーグ優勝がなくなり、早慶戦が大学野球最後の試合となる4年生たちが、前日となる昨日のウェイトトレーニング終了後、各々にそんな言葉を伝えてくれて、WTルームをあとにしていきました。 そして、そんな4年生達が、今日の早慶戦第1戦では活躍し、今季一番の試合で優勝に王手をかけた早稲田に一矢報いて勝利。 苦しいシーズンとなった今秋の最後の最後に、活躍する姿に慶應大学野球部で4年間を過ごしてきた矜持を見た思いがしました。 こちらこそ「4年間ありが
先日「実技力」というタイトルで、投稿しました👇 「やってみせ〜」という山本五十六の言葉は、部下を育てる要諦として有名ですが、トレーニング指導者である以上、まずは実技がしっかりとできることが大切であり、その点をストレングス工房では大事にしているということを書きました。 今回は、その補足です。 私の持論は、指導者は自身ができること・経験したこと・理解していること以上のことは指導できない、と思っています。 もちろん、指摘をしたり、見聞きしたことを伝えることはできます。 それは、
高校ラグビー🏉 第104回全国高等学校ラグビーフットボール大会 千葉県予選•決勝 2024.11.4(月)@印西松山下公園陸上競技場 流経大柏 66ー5 東海大浦安 (前半33ー0) 流経大柏高校が、30大会連続32回目の全国大会(花園)出場を果たしました🏆 おめでとうございます㊗️ アシスタントを務めていた頃以来、約10年以上ぶりに県予選の決勝を観戦してきました。 スコアと簡単な戦評を社内の報告(日報)で確認するのみのここ数年で、スコア上は毎年のように快勝(時に
先にも投稿したばかりだが、今日もこのタイトル【捲土重来】 この言葉がまさにピッタリ当てはまる、大会の初戦を制した三菱自動車岡崎。 1回戦突破おめでとうございます㊗️ ※日本選手権1回戦 10/30水 三菱岡崎 4-2 東京ガス 一つの負けで積み上げてきたもの、あるいは自信が一気に崩れ、失うこともある。 それほど悔しく不完全燃焼の負けを経験した今夏(都市対抗野球1回戦)。 トレーニングコーチとして、WTルームでの定点観測から、手応えすら感じていた為、その肌感覚が間違って
先日の投稿で、大道への追悼投稿しましたが、私の師匠である田内・大道が今から35年以上前にストレングスコーチ(トレーニングコーチ)として活動を始めた当初に比べ、今ではトレーニングを指導する人の数は格段に増え、またそのバックボーンも多岐に渡っています。 その当時は、ボディビルやパワーリフティング、ウェイトリフティング競技出身の方が中心に、自身の経験を基に指導に当たっていたと聞きます。 そんな中で、田内・大道がパイオニア的存在となり、スポーツ選手に特化したようなトレーニングシステ
昨日、NPBドラフト2024が終了しました。 工房が携わる選手からは、1名選出されました。 おめでとうございます。 2011年から今年で14年連続の選出、鬼頭個人としてメインで担当した選手では、2017年から8年連続となります。 毎年のようにドラフト会議に、半ば当事者のごとくドキドキさせてもらい、有難い限りです。 もっとも、工房のおかげで〜とか、自分が指導したから〜などと、喧伝するつもりも誇示するつもりもありません。 選手が努力した時間や労力を考えたら、我々が関わった時間な
我々の指導形態の基本は、チーム単位でトレーニングをみることです。 1コマ当たりの人数は、WTルームのキャパシティによりますが、10名程度〜30名、さらに多いところでは40,50名近くを一斉に〜というケースもあります。 チーム全体では、述べ100名前後に及ぶこともあります。 さて、そのようにしてチーム単位で、我々のような立場の外部スタッフがトレーニング指導に入る場合、必ずしも全ての選手にとってウェルカムではありません。むしろ、一定数はそれほどのモチベーションがなく、チーム全体で
皆さんにとって、人生の師(あるいは恩師)と呼べる方は、いらっしゃいますか? 私は、幸せなことに3人『師』と呼べる方に出会い、今日があると思っています。 そして、先日のその一人である、大道泉さんが他界されました。 まずは、謹んで御冥福をお祈り申し上げます。 そして、これまで本当にお世話になりました。 ありがとうございました。 大道さんの訃報ならびにこれまでの実績につきまして、会社のHP及び公式SNSにて詳しく掲載しております。 併せてご覧下さい👇
※ヘッダー写真 株式会社TAKATA建築のサイトより引用 (Google画像検索にて) 昨日視聴したYouTube動画より、心に残る言葉があったので紹介。 先の2023年WBCにて、野球日本代表の監督を務めた栗山氏のTalk動画より。 (最新の著書『監督の財産』の内容に基づいて、インタビュアーの木崎伸也氏が質問し、栗山氏が答えていく形式。) 普段の生活の中で、靴を揃える、椅子をしまうなど、全ての行動で「。」をつける、つまり、行動に区切りをつけるような習慣を身につけていくこ
<対談> 鎌田 實(諏訪中央病院名誉院長) × 皆藤 章(臨床心理士) 『命をみつめて生きる』 貧しい境遇にも屈せず医者となり、弱い立場にある人々のために力を尽くすことをモットーとする鎌田氏と、日本を代表する臨床心理学者の河合隼雄氏の薫陶を受け、同じく臨床心理士として活動する皆藤氏の対談。 人々の苦しみや悩み、あるいは生と死の現場で常に命を見つけ続けているお二人ならではの実体験をもとにした話。 その中から、以下の2つの言葉・エピソードを紹介したい。 皆藤さんの師にあ
致知Reviewのような形にはなるが、2024年11月号の致知より、巻頭の言葉で數土文夫氏(JFEホールディングス名誉顧問)が紹介している言葉。 あまりにも有名で、スポーツチームのスローガンやアスリートの座右の銘のような形で紹介されることの多い言葉。 しかし、恥ずかしながら、私自身は言葉はよく耳にしたことがあったものの、由来や意味を知らなかった。 そして、今回、記事を読み、これこそアスリートに贈る言葉として良い言葉だと感じ、あえて投稿したい。 この言葉は、今から二千二百年
誰に向けて発信しているわけではないのですが、読んで頂いた方に向けて… 「皆さんにとっての【矜持】とは、なんですか?」 矜持とは… ※様々な辞典や辞書にあたると、以下のような記載があります。 補足的には、周囲・他者と比較しての自信や自負ではなく、自身の能力・実績・功績などに誇りを持つこと。 また、他が何と言おうと、どうであろうと譲れない芯のようなものと、拡大解釈してもよいのかもしれません。 さて、トレーニングコーチ(ストレングスココーチ)、トレーナーにとっての【矜持】と