野球トレーニング #4【股関節の回旋可動性向上】
四股の基本5種より、本日は4つ目のバリエーションである【四股 内外旋】について、解説します。
<四股の基本5種(バリエーション)>
① 四股・腰割
② 四股・脚挙げ
③ 四股・ステップ
④ 四股・内外旋
⑤ 四股・1,2Jump
股関節の内旋動作は、投動作・打撃動作において、特に重要とされ、投手の球速と内旋機能(可動域,筋力)とで相関があると報告されています。
一方、四股の姿勢自体は、股関節の外旋動作ですが、野球の一連の動きにおいて多くの場合、内旋と外旋は対の関係であり、外旋した状態から一気に内旋したり(軸脚)、内旋位から外旋方向に開きながら動作が進み、最後は姿勢を保つ為に内旋方向に力を出す(ステップ脚)などの動きが見られます。
このようなことから、外旋⇔内旋を交互に行うようにして、かつ可動域を拡げていくような意識を持って動かすようにします。
なお、内旋時に爪先と膝の向きを揃えることがポイントで、爪先の向きに対して膝だけが内側に入る「ニーイン」の状態にならないように注意します。
内旋可動域を拡げるために、内旋動作だけのエクササイズやストレッチを行うことも当然のことながら有効なアプローチですが、四股のバリエーションとして、一連の流れの中に組み込んでしまうことで、股関節の柔軟性向上や股関節周りの粘り強さ(筋力)もついてくることが期待できます。
四股の基本5種の中で、イチ推しのエクササイズです。
JPFストレングス工房
鬼頭 祐介
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