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FUJIKINA 2017 京都

 これは以前べつのところで書いていた文章の再掲です。

 窓ガラスに付着した雨粒が、すれ違う電車のライトに照らされてキラキラと光っている。次の瞬間には、何もなかったかのようにワイパーがその痕跡を消し去っていく。隣では、夜勤明けにもかかわらず朝早くから京都行きに付き合ってくれた同行者が居眠りをしている。雨は途中から雪に変わった。

 鴨川を見るたびに、なんてランニングのしやすそうな場所だろうと思う。信号は無いし車だって通らないから、何かに妨げられることなく走ることができる。穏やかに流れる川面を横目に走るのはとても気持ちが良さそうだ。いつか、春の暖かな日差しを浴びながら鴨川沿いを走ってみたい。

 FUJIFILMが1/22、23に開催した「FUJIKINA 2017 京都」というイベントに行ってきた。最近は大阪ばかりだったので、京都に来るのは何気に久しぶりだ。予報では雪になるかもしれないということだったので、傘を持参してダウンの中にダウンを着込む完全防備で挑んだが、途中晴れ間が差すくらいまで天気は回復した。

 Instagramで何度か目にしたXpro2のグラファイトシルバーの実物が展示されていた。これがめちゃくちゃカッコ良かった。他の機種のグラファイトシルバーに比べ、色味により深みがあって、どちらかというとガンメタに近い印象を受けた。暗い照明の下で見たので最初はブラックに見えてしまったくらい。同色のレンズは自分が今使っているX23mm F2.0がセットされていたのだけど、レンズフードの形が少し変わっていた。シルバーモデルの方がより前に突き出したようなシェイプになっていて、こっちも現行品よりカッコよかった。自分がまだXproを買っていなかったら間違いなくこっちの色を選んでいただろうなあ。

 午後はマーティン・スコセッシ監督の映画「沈黙 -サイレンス-」を見た。宗教にあまり馴染みのない日本人の自分にとっては少し難しい内容だったけれど、どうしてキリスト教は日本に馴染まなかったのかということが、映画を見て少しだけ理解できた気がした。

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