プロンプトエンジニアとして仕事を受注するまでの道のり
プロンプトエンジニアという職業が世に出てからまだ期間の浅いこのタイミングで、プロンプトを納品し報酬を貰っている人は少ないのではないでしょうか?
本記事では私がプロンプトエンジニアとして仕事を受注するまでの道のりを紹介します。
プロンプトエンジニアに興味を持ったきっかけ
私はGPT-4が話題になった頃からChatGPTを使い始めました。
当初、私はWebエンジニアへの転職を目指しており、ポートフォリオの作成を終えたタイミングでした。
面接を受ける期間は学習期間に比べて結構暇であり、この頃からChatGPTを体系的に学習しはじめました。
ちょうどこのタイミングで海外でプロンプトエンジニアの求人が始まったというニュースを耳にしました。
ある程度プロンプトを組んでChatGPT上でアプリケーションを動かせるようになった頃から、プロンプトエンジニアへの興味を持ちはじめました。
どのように学習したか?
プロンプトエンジニアになるために私が取り組んだ学習を紹介します。
初めはRuby on RailsというWeb開発のフレームワークの一部機能(Webpacker)をChatGPTを用いて理解を深めることから始まりました。
この学習を通して、
・文脈を使用した会話
・どのように質問を返せば自分が期待する回答が得られるか
を身につけることができました。
次に、プロンプトの具体的な手法を学ぶためにLearn Promptingという学習サイトを利用したり、シュンスケさんが運営するオープンチャットに参加したりして、学習を進めました。
その中で得た知識とスキルを活用して、ChatGPTをアプリケーションとして使用する方法をいくつか紹介した記事をQiitaに投稿しました。
この記事は投稿してから約70近くのいいねやストックをいただけました。
ChatGPTの使用方法を学んだ私は、OpenAI APIを用いたLINE BOTの開発を手掛けました。
このLINE BOTは、入力したメッセージの中に含まれるハラスメント要素を検出し指摘するというものです。
この開発は、
・AIをサービスに組み込む意義
・GPTモデルに渡す変数
について考えるきっかけとなりました。
実際に仕事を受注した方法
仕事はクラウドワークスを通して見つけました。
クラウドワークスで「ChatGPT」や「プロンプト」というキーワードで検索をするといくつかの仕事がヒットします。
そのうちから、最終的にSNSマーケティングに関するプロジェクトを獲得することができました。
この仕事では、競合調査、ペルソナ設定、投稿内容の作成という全てのプロセスを一気に実現するプロンプトを開発しました。
クライアントから高評価を得ることができ、継続的な仕事を獲得することができました。
応募した仕事以外にも、私のプロフィールを見てお声がけ頂くケースもいくつかありました。
現在は2件の案件を受注に向けてヒアリングしている状況です。
ちなみに報酬は1つのプロンプトを納品するごとにコースディナーに行ける程度のものです。
仕事を受注するコツは、
・プロフィールでプロンプト集の記事やLINE BOTの開発経験を強調する
・応募時に相手のバリューを叶えることができるとアピールする
といった点が挙げられます。
今後の活動
現在私はプロンプトエンジニアとしてのスキルを活用して、
・プロンプト開発
・ChatGPTの使い方講座
を仕事として行っています。
プロンプトエンジニアとしての目標は上記の2つを拡大することです。
また、AIを用いたプロダクトを個人開発することも目標としています。
これまでの経験とこれからの挑戦が、新たな価値を生み出し、私の仕事をさらに充実させることでしょう。
おわりに
noteでは、プロンプトエンジニアとしての活動やプロンプトを組む際にどのような点に気をつけているかといった視点をお届けします。
是非フォローをいただけると活動の励みになります。
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