10月13日は,ヴィーゴ・ブルンが生まれた日。
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概要 このページでは「今日は何の日?」をテーマに,今日生まれたひとや,今日あった歴史的出来事について書いていきます。昔のことを思い出し,それを題材に周りのひとと会話するきっかけづくりにお使いください。毎日提供!(たぶん)
今日は何の日
10月13日は,ヴィーゴ・ブルンが生まれた日です。
ヴィーゴ・ブルンはノルウェーの数学者です。
ブルン定数のブルンは彼のことです。ブルン定数とは双子素数の逆数を足し合わせた数値のことをいいます。
$$
B_{2} = ( \frac{1}{3} + \frac{1}{5} ) + ( \frac{1}{5} + \frac{1}{7} ) + ( \frac{1}{11} + \frac{1}{13} ) + ( \frac{1}{17} + \frac{1}{19} ) + ( \frac{1}{29} + \frac{1}{31} ) + \cdots
$$
双子素数というのは,一つおいて続くふたつの素数のことをいいます。3 と 5とか,5 と 7 とかですね(ちなみに,5以上の双子素数の場合,間に挟まれている整数は 6 の倍数になります)。
定数という名前がついていることからわかるように。この値は収束します。収束するというのは,あるひとつの値に近づいていくという意味です。なぜ,収束するかしないかが重要かというと,収束しない場合(発散する場合),双子素数は無限にあるということが言えるからです。ブルン定数は発散しないので,双子素数が無限にあるのかどうかという問題はまだ解決されていません。
より学びたい方
わたしが好きな先生です。
中学2年生くらいから読むことができます。
遠山啓「数の不思議」(SB Creative)
小学校6年生の算数の知識があれば,読み始められます。
吉田 信夫 (著)「ガウスとオイラーの整数論の世界」(技術評論社)
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