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今日は何の日?7月25日は,怪異小説「雨月物語」の作者上田秋成が生まれた日!

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概要 このページでは「今日は何の日?」をテーマに,今日生まれたひとは,今日あった歴史的出来事について書いていきます。昔のことを思い出し,それを題材に周りのひとと会話するきっかけづくりにお使いください。毎日提供!(たぶん)

今日は何の日

7月25日は,怪異小説「雨月物語」の作者上田秋成が生まれた日です。

雨月物語には,恨みや憎しみから起きる不思議な出来事が描かれています。

「吉備津の釜」というはなしもそんな恨みから起きる不思議なはなしです。

岡山のある夫婦のはなし。兵庫から出てきた武家の末裔の男がいた。男は怠け者で遊び人。いいひとと世帯をもてば,すこしはまともになるであろうと,神社の娘と縁談が進む。神社では結婚に吉兆を釜で占うが,この結婚は凶とでる。しかし,進んでいる縁談,断るわけにもいかずに,ふたりは結婚をする。

結婚当初は男の浮気癖も落ち着いていたが,すぐに本性があらわれ,一月も家に帰らない。男は捕まえられ,家に連れ戻され,軟禁される。更生したそぶりをみせ妻を騙した男は出奔。浮気相手と兵庫に逃げてしまう。

兵庫に逃げた男。当初は気楽に過ごしていたが,しばらくすると浮気相手の女が死んでしまう。墓に手を合わせていると,あるおんなと出会う。おんなの奉公先にいってみると,なんと,岡山においてきた妻がいるではないか。

慌てて帰った男は祈祷師に相談する。祈祷師は妻の呪いを避けるために男に護符をわたし男の体に呪文を書き,これから数日家を閉ざして外にでてはいけないと助言する。夜になると妻が現れるが,家にはった護符のおかげか妻は家のなかに入ってこれない。男は助かるのか,それとも罪に応じた罰を受けるのか。

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