毎日クロスワード。6月9日,チャールズ・ディケンズが生まれた日!
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概要 このページでは「今日は何の日?」にちなんだクロスワードパズルを毎日提供しています。昔のことを思い出し,それを題材に周りのひとと会話するきっかけづくりにお使いください。毎日提供!(たぶん)
クロスワードにチャレンジ!
今日は何の日(ヒント)
6月9日は,チャールズ・ディケンズの生まれた日です。
ディケンズはイギリスの作家で,「オリバー・ツイスト」,「クリスマス・キャロル」,「デイヴィッド・コパフィールド」,「二都物語」,「大いなる遺産」などの作品で知られています。近年でも映画化などされており,長い間にわたって世界中で愛されている作家です。
ずっと以前に高速バスに乗った時に,車内で映画「クリスマス・キャロル」がついていました。なにげなくみていたのですが,意固地なスクルージのこころがすこしずつ解きほぐされていく様子にこころを動かされていました。ひとのこころが変わることは難しいですが,それがないとは言えないし,自分のこころもなにかのきっかけで変わるときがくるのではないかと希望をもたせてくれる映画でした。
小説家には若い頃ずいぶんな苦労をしたひとが多いように思います。ディケンズも貧乏に苦しみました。しかし,小説を書き続け,イギリスを代表する作家へと変貌していきました。
貧困の世代間連鎖(れんさ)という問題があります。日本においても,年収の低い家庭の子どもは大学進学率が低いであるとか,親が生活保護を受けている家庭の子どもは,その後,税金の未払いなどで本来受けることのできるサービスを受けることができない傾向があるなど報告されています。阿部先生の論文が貧困と格差との問題をわかりやすくまとめてあります。
https://hermes-ir.lib.hit-u.ac.jp/hermes/ir/re/23163/DP565.pdf
さて,ディケンズは親による貧困の苦しみから,自力で抜け出したわけです。小説家には貧困の世代間連鎖を断ち切ったひとが多いように思います。ディケンズは新聞記者になろうと,そのための勉強をしたり,自分への投資(とうし)をしていました。報道記者となった後も空いた時間にエッセイを書き続けています。自分がこれだ!と思ったことに時間もお金も熱意も投入することができたのが,ディケンズの成功のひとつの要因であったのはまちがいないでしょう。
人生はあっという間という思いをもつことは多いです。しかし,わたしたちの多くは人生の多くの時間を無駄に浪費(ろうひ)しているだけなのかもしれません。
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