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9月27日は,ガストン・タリーの生まれた日。

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概要 このページでは「今日は何の日?」をテーマに,今日生まれたひとや,今日あった歴史的出来事について書いていきます。昔のことを思い出し,それを題材に周りのひとと会話するきっかけづくりにお使いください。毎日提供!(たぶん)

今日は何の日

9月27日は,ガストン・タリーの生まれた日です。

ガストン・タリーはフランスの数学者です。タリーは 6 x 6 のグレコ=ラテン方格をつくることができないことを証明したひとです。

ラテン方格

ラテン方格というのは,以下のように,各行と各列に同じ数字が一度ずつしか現れないように置かれた表のことをいいます。魔法陣です。

$$
\begin{bmatrix}
1 & 2 & 3 \\
2 & 3 & 1 \\
3 & 1 & 2 \\
\end{bmatrix}
$$

グレコ=ラテン方格

グレコ=ラテン方格というは,以下のように,各行と各列に同じ数字と文字が一度ずつしか現れないように置かれた表のことをいいます。

$$
\begin{bmatrix}
\text{A1} & \text{B2} & \text{C3} \\
\text{B3} & \text{C1} & \text{A2} \\
\text{C2} & \text{A3} & \text{B1} \\
\end{bmatrix}
$$

以上のような方格は,実験計画などで実験回数を減らす目的で用いられています。6行6列のグレコ=ラテン方格は作成できないとオイラーが予想していました。それに証明を与えたのがガストン・タリーでした。

関心を持たれた方に

オリジナルの魔法陣のパズルです。

  • nekodamanさんのパズルの記事 [note]

数独を研究する!

  • ジェイソン・ローゼンハウス, ローラ・タールマン (著)「数独」を数学する -世界中を魅了するパズルの奥深い世界(青土社)[Amazon]

アリスやパズルの国の住人たちを悩ませる難問の数々!

  • 坂井 公 (著)「パズルの国のアリス: 美しくも難解な数学パズルの物語」(日経サイエンス) [Amzon]

  • 坂井 公 (著)「数学パズルの迷宮 (パズルの国のアリス2)」(日経サイエンス) [Amzon]

  • 坂井 公 (著)「ハートの女王とマハラジャの対決 (パズルの国のアリス3)」(日経サイエンス) [Amzon]

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