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[ 神社 ] 海辺に響く銅鐸の音を聴く(安仁神社:岡山県岡山市)

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安仁神社

住所

〒704-8144 岡山県岡山市東区西大寺一宮895

駐車場

神社入り口横に100台ほど自動車がとめられる駐車場があります。

祭神

五瀬命,稻氷命,御毛沼命。いずれも神武天皇のお兄さんです。

連絡先

感想

岡山県には国幣中社の神社は2つあります。ひとつは中山神社(津山市)ともうひとつは,今回紹介する安仁神社(岡山市)です。

入り口

入り口では陶製の狛犬が神社を守っています。

写真1. 陶製の狛犬

参道

写真2. 参道

境内はきれいに掃き清められていました。この階段には「右側通行」という看板が,神社では右側通行がルールなのでしょうか。また調べてみたいところです。

拝殿

拝殿の瓦には菊花紋章があります。祭神は,五瀬命(いつせのみこと、神武天皇の長兄),稲氷命(いなひのみこと、神武天皇の次兄),御毛沼命(みけぬのみこと、神武天皇の三兄)でいずれも神武天皇のお兄さんです。

写真3. 拝殿

この地域は,昔々は海に面していたといいます。訪ねてみると神社の周りには田畑が広がっており,昔は山のふもとまで海で良い港あったと言われてもにわかには信じられません。しかし,海岸にみられるウバメガシやヤマモモが群生しているということですから[1],昔々は海が近くまで来ていたというのもありえそうに思えます。

写真4. 綱掛石神社遥拝所

境内には伊勢神宮や出雲大社の遥拝所がありました。遥拝所とは離れたところの神さまに向かって拝むところです。いろいろな遥拝所があるのですが,そのひとつに綱掛石神社があります。わたしはこのあと,この綱掛石神社に向かいます。

その他

特記すべきことは,明治時代に神社裏から銅鐸が発見されています。弥生時代中期の銅鐸といいます。銅鐸は音を出す道具ですが,弥生時代,多分当時は一面の海だったこの地域。この銅鐸は海に向かってどんな音を響かせていたのでしょうか。ぜひ一度銅鐸の音をこの地域に再現してもらえたらなと思います。ちなみに銅鐸の音はこんな音らしいです。


参拝を終えて

参拝を終えてあたりを散策してみました。

今歩いている,この場所が昔は海だったなんて! とても信じられない思いです。見渡せば山の合間には田畑が広がっています。その田畑が全部海だったらと想像してみると,海風が来て,向こうには船が見えるような気にもなります。

そして,もしこの田畑がもともとは海だったとしたら,それを田畑にしていったひとびとの苦労は計り知れないものがあると思います。空き家や朽ちた家は散見されますが,耕作放棄地も見当たらないことから,このあたりのひとびとは田畑をとても大切にしているのではと思います。

参考にした記事

[1] 岡山県自然環境課 https://www.pref.okayama.jp/page/573570.html

note で訪れる安仁神社

  • やんまあさんの記事 [note]

  • 日本オリーブ株式会社 広報室 [note]

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神武天皇って誰?そういう場合は日本書紀を読んでみる。

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