見出し画像

7月21日は,ジョン万次郎がアメリカの捕鯨船に救助された日!

[サイトマップを見る ]

概要 このページでは「今日は何の日?」をテーマに,今日生まれたひとは,今日あった歴史的出来事について書いていきます。昔のことを思い出し,それを題材に周りのひとと会話するきっかけづくりにお使いください。毎日提供!(たぶん)

今日は何の日

7月21日は,ジョン万次郎がアメリカの捕鯨船に救助された日です。

操業中に遭難した土佐の漁師・万次郎(ジョン万次郎)がアメリカの捕鯨船に救助される。

1841年のこと,高知県の足摺岬南東15キロの辺で漁を行っていた万次郎でしたが,難破,漂流したのち,無人島に漂着します。なんと万次郎,この無人島で143日過ごしました。

7月21日,島を訪れたアメリカの捕鯨船に救助されます。万次郎はその後捕鯨船員となり,アメリカへ向かいます。アメリカでは英語を学び,数学,測量,航海術などを学びます。各地で仕事をしながら,金の採掘で得た資金で日本を目指します。

日本帰国後,土佐藩,幕府,薩摩藩に召し抱えられ,その知識や技術の教授を行います。明治維新後も,明治政府に重用。生涯,教育者として生きたといいます。

もとより優れた知性と好奇心をもっていた万次郎ですが,難破しなかったら,このような人生が開けたでしょうか。人間万事塞翁が馬。禍福はあざなえる縄の如し。

しかし,万次郎でなければ,大海を漂流し無人島で息抜き,アメリカで自活し,様々な組織で間違いなくすごすことができたでしょうか?やはり人間の元は苦難と向き合う,その姿勢が大切なのではないかとあらためて思います。

ちなみに万次郎は,剣術家団野源之進の娘の鉄と結婚しています。団野源之進は剣術家男谷信友の師匠です。男谷は竹刀稽古を奨励し,現代の剣道のつながる剣道をつくった人物です。そして,男谷の弟子には,榊原鍵吉がいます。榊原は明治になって,武士の身分がなくなり,剣術がすたれいくなかで,興行として剣道を行い,剣道の命脈を保ったひとです。

万次郎の関係者には,どんなときにもあきらめないひとたちがたくさんいるようですね(時代も立場もちがいますが)。

NHK の大河,ジョン万次郎の生涯。これは見ると思います。

[ サイトマップを見る ]


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?