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[ おすすめのサービス ] 今住んでいるところは昔なんだったの?今昔マップで調べましょう。


概要:今住んでいるところや,これから住もうとしているところ,昔はどういう場所だったのか知りたいときがあります。その場合は今昔マップという web サービスがとても役立ちます。


地名の由来

地名はその土地がどんな土地かを表しています。1792年,島原半島にある山が崩れ,石が海に流出しました。そのせいで津波が発生。死者15,000人を出す大災害となりました。このときにできた山が「くえやま」。崩山と書いて,くえやまと読みます。この「くえ」という文字に,大災害の記憶が込められているわけです。

しかし,この文字が付いているからといって必ずしも,その土地で災害が起きたとは言えないのではないというのが,下の論文です。

この論文では,たとえば,「ざれ」という言葉がつくと,過去山崩れを起こした土地だと言われているが,「ざれ」という言葉で山崩れを表すのは四国地方に限られていて,それを全国全てに当てはめるのは問題と書かれています。機械的に文字と災害が対応するわけではない。その言葉を使うに至った歴史があるわけだから,それを調べてないと実際のところはわからないということです。

それはそうですね。でも,少なくとも,四国地方のある地域では「ざれ」という土地の名前は過去のわたしたちの祖先からのメッセージが込められているとは言えます。

漢字が日本に入ってきたのは1世紀ころ。今の地名はだいたい漢字が使われています。田んぼがひろがる地帯だから田をつけた,山がそばにあるから山という字をつけた,そう考えるのは自然なことだと思います。その関連で言えば,本当かどうかは調査が必要ですが,さんずいへんのつく土地は水に関連する土地だと言われています。これは沢や淵などですね。川辺に多いと思います。巣はつかんむりで,さんずいへんではないですが,これも川辺の土地につくことがあります。津などがつく場合は海辺のことが多いと思います。

沢とか淵とか津でしたら,水に関係するのだろうなと思いますが,清という漢字からは水を連想しにくいですね。しかし,やはり大雨になると水が出たりしています。偶然じゃないと思います。

自動車で走りながら,どうしてここの地名に津がついているのだろう。海辺じゃないのにということがあります。地名がさす地域が広い場合,全然海辺じゃないけどということはよくあります。今は海辺じゃないけど,昔,ほんの100年前には海辺だったという土地もあります。

今昔マップ

昔,この一帯はどんな土地だったんだろうか知りたいときがあります。その場合は,したの「今昔マップ」で調べることができます。対応していない地域ももちろんありますが,とてもすぐれたサービスです。

今昔マップの開発者

作成し運営されていた方は,亡くなられたそうです。しかし,作ったサービスなどは今も活用されている。闘病の様子を記したブログがありました。ながいながい闘病。いろいろ思いはあっても前をむく生き方。苦しみやおそろしさとどう付き合っていくことができるのか。長短があるにしろ,多くのひとが必ず死と向き合う時間をすごす。ひとは明暗の明のところで普段生きていますが,夕暮れどき,明暗の区別がつかなくなると周りが見えなくなる。そのときどこに向かって歩き出すべきなのかは普段からそのときを考えているひとでhないとわからないのだろうと思う。


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