12月7日は昭和東南海地震があった日。
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概要 このページでは「今日は何の日?」をテーマに,今日生まれたひとや,今日あった歴史的出来事について書いていきます。昔のことを思い出し,それを題材に周りのひとと会話するきっかけづくりにお使いください。毎日提供!(たぶん)
今日は何の日
今日,12月7日は昭和東南海地震があった日です。昭和東南海地震は1944年に発生した地震です。地震の大きさはマグニチュード 7.9 でした。
戦争中であり,地震発生当時,被害情報は公表されておりません。しかし,その後,研究者たちが各地の震度を推定する作業を行なっています。武村・虎谷 (2015) の研究もそのひとつです。
武村 雅之, 虎谷 健司, 1944年東南海地震の広域震度分布の再評価と被害の特徴, 日本地震工学会論文集, 2015, 15 巻, 7 号, p. 7_2-7_21 [jstage]
武村・虎谷 (2015) の研究結果では,震度7の揺れがあった地域では,家屋の倒壊などで多くの死者が出たと推定されています。
ひとつ重要な報告がありました。愛知県全体の死者数の6割を占めている地域があります。その地域の揺れは震度6と揺れ自体はそれほど大きくありませんでした。にもかかわらず,なぜ多くの死者を出したのか。どうも,耐震性が足りないにもかかわらず使われていた飛行機の部品工場のせいではないないかと武村・虎谷 (2015)は考えています。
南海トラフ大地震はいつか発生するでしょう。わたしたちの備えは,今,本当に十分でしょうか。
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