過去から抜け出して自由になる。「自由」 tofubeats
私たちの行動や判断の多くは習慣によって,ある意味,「自動的」に作られている
。「自動的」という言葉がしっくりこなかったら,「無意識」でもいいし,もっと平易な言い方だったら,「考えなしに」決められている。例えば,仕事の準備を十分にしたはずなのに抜けが見つかる。そのとき,どういう思いが頭に浮かぶか。ある人は「ああ,あんなに準備したのにおれはなんてダメなんだ」と自分を責めるだろうし,ある人は,「上司が事前にもっと具体的な指示を出してくれていたら」と他人を責めるだろう。なにかが起きたとき,心に浮かぶ言葉,それらも「自動的」に浮かんでいる。なぜ自動的になったのか。同じような場面で同じようなことを思うことを繰り返しているうちに,習い性になって,自動的に心に浮かぶようになってしまう。そうなると,もう私たちのコントロール外のものになって,私たちの思考や行動を支配するようになる。
心理学の父,ウィリアム・ジェームスがいう。
こんなふうに日本語にできる。
ウィリアム・ジェームスは,気持ちを変えようとすることが,まず大事だという。ジェームスが一番最初に気持ちをもってきたのは,気持ちを変えることがとても難しいからだろう。ある場面でどう思うかはある程度,習慣によって自動的に生じてしまう。
習慣とちがうことをしようと思うのは難しい。運動していないひとが,朝,ジョギングしようと思うことはむずかしい。勉強することを避けているひとが,机に座ろうと思うことはむずかしい。今までどおり生きていたほうが楽だから,新しいことを始めようと思うと,ひとはすぐにそれを打ち消したくなる。
けれども,それだといつまで経っても自分は昨日のままの自分。10年後も今の自分。20年後の今の自分。こんな自分のまま生きていることに何か意味があるのだろうか。習慣から抜け出して,新しい自分を作りたい。習慣から自由になりたい。
好きな自分になりたいのなら,習慣から自由になればいい。
tofubeats の「自由」。過去から脱出したいひとの背中をきっと押してくれる一曲。
死ぬまでずっと変化していたい。