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12月14日は豊川信用金庫事件が起きた日。

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概要 このページでは「今日は何の日?」をテーマに,今日生まれたひとや,今日あった歴史的出来事について書いていきます。昔のことを思い出し,それを題材に周りのひとと会話するきっかけづくりにお使いください。毎日提供!(たぶん)

今日は何の日

12月14日は豊川信用金庫事件が起きた日です。

豊川信用金庫は愛知県豊川市に本部をもつ信用金庫です。1973年の12月14日,この信用金庫に取り付け騒ぎが起きました。豊川信用金庫の経営状態が危ないという根拠のないデマによる取り付け騒ぎでした。

このデマの出所がわかっており。電車内での高校生同士の会話が始まりでした。ひとりの高校生が豊川信用金庫から内定をもらったと話しました。一方の高校生が「信用金庫は(強盗なんかがきたら)危ないよ」とからかったといいます。たわいもない会話です。しかし,それを耳にした乗客が,「豊川信用金庫の経営が危ない」と理解してしまったのでした。ここからデマが広がり始めたといいます。

1973年は,10月にトイレットペーパーが店舗から消えるちうことがおきました。オイルショックによって,社会的に不安が高まっている時期でした。不安が高まっている時期には,リスクを避ける行動が積極的にとられる傾向があります。

現在の社会も不安が高まっている状況と言えます。SNS でも人々の不安を煽るような情報が流れています。エンターテイメントをうたいながら,ひとの不安につけこみ,お金を儲けようとするやりかたに対しては例えば収益化をストップさせるような対策をとるべきでしょう。

興味を持たれた方へ

2024年の能登半島地震。SNSの投稿。「家族が倒壊した自宅の下敷きになり生き埋めになっているので助けてください」

しかし,それは嘘。現代のデマに私たちはどう対処すべきなのだろうか。

  • 堀 潤 (著)「災害とデマ」 (インターナショナル新書) [Amazon]

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