田舎暮らしでも、車を持つと都会と同じくらいお金がかかる
大都会・東京に住んだことはないものの、福岡市内に2年ほど一人暮らしした経験があります。
とはいえ、当時は会社の福利厚生により、家賃手出し9,000円ほど・車も持っていなかったのでそんなにお金はかからなかったです。おかげさまで2年で160万円以上の貯金をすることができ、自転車旅でほとんど使い切りました(笑)
車の維持費に一台で年間37万円、月に3.1万円ほど
「田舎って家賃安いからいいよね~」なんていう人もいますが、その反面車を持つ必要があります。車って、車体を買うだけではありません。保険やら車検やら消耗品交換やらでごっそりお金がかかりますからね。
あくまで2人分の計算になりますが、1人でも2.5万円以上はかかるでしょう。1人換算でざっくりと、年間当たりの車維持費を計算してみました。
車検:4万円(2年に1回で8万円と試算)
オイル&エレメント交換:1.8万円(平均0.45円を4回)
タイヤ交換:2万円(2年に1回交換、スタッドレスを買うなら倍かかる)
保険:12万円(年齢や車両保険の有無による)
ガソリン:12万円(年間12,000kmほど乗るならこれくらい)
修理費積み立て:5万円(1年点検もここに)
合計:36.8万円→月換算3.1万円+次の車のために積み立て
さらに車は永久に乗れないため、7~12年くらいのスパンで乗り換えるのが通常です。150万円程度の軽自動車を7年おきで買う場合、【毎月1.8万円】ほどの積み立てが必要になります。家族用に400万円程度のミニバンを買うんだったら、【毎月4.8万円】にも。
仮に田舎の家賃が4万円だったとしても、車諸経費に毎月「3.1万円+1.8万円」かかるので、実質9万円ほどの計算になります。少なくとも一人暮らしだった場合、都会に住んだほうが安く済むでしょう。
車がいらない街中ならよいけど、車欲しくなると思う
佐賀県でも車がいらない地域はあります。自転車でショッピングモールまで行けて、バスや列車で遠くまで行ける。カーシェアリングも発達している。地図で赤丸を付けている地域がそうです。
県全域で見るとごく一部の地域ですし、これらの地域も家賃が安いのかと問われたら、他よりも5,000円以上は高いです。それにこの図はわたしの勝手な主観で作りました。この地域に住んでいても、車を持っている方のほうが多印象です。
というか、最初の数年はよくてもそのうち車が欲しくなると思います。周りもみんな持っているだろうし、子どもができて部活動に入ったら送り迎えしないといけないなんてパターンもありますしね。本当に車を持ちたくないなら、少なくとも佐賀県では厳しいと思います。
noteを書いている途中に調べてみたら、佐賀県は1家に1台以上の車を所有している模様。あくまで軽自動車の数値ですから、普通車を入れると1家に2台近くあるんでしょうね。ひえ~。
都会の若者が田舎に来ない理由が分かった
利便性とか地域の魅力とか、そういう以前の話で、都会に実家を持つ若者がほぼ一文無しの状態で車を買って生活するのは厳しいでしょう。
わたしの場合は佐賀に実家があるのでいろいろと補助を受けていますし、同じ固定費で都会に住めるとしても、実家に帰る手間や家庭菜園ができることを思うと、佐賀県内に留まるのが先決かなと。
しかし、就職や家族連れでの引っ越しなど、大きな理由なしに東京から佐賀へ移住するのは経済的にしんどいと思います。30歳くらいになって、貯金が600万円くらい貯まってある程度安定した会社に内定しているとか、地方都市で事業をしたいとか、そういう話が現実的でしょうね。
ながながと妄想をしてしまいました。要は「田舎でも都会で生活するくらいの支出はありますよ」ということを叫びたかっただけです。車1台にできなくもないけど、仕事の問題で厳しいんですよね。近くにカーシェアなんてもちろんないですし。。
本日は以上です。またあした。