日誌「本物を持っていないからこその憧れ」 #644
昼過ぎに起きルーティーンでSNSを見る。そこでヴィヴィアン・ウエストウッドさんが亡くなったことを知った。と言えばで思い出すのは個人的に“マウンテンハット”だ。今から10年ほど前にファレル・ウィリアムスが《変な帽子》を被っていて、体型も顔のサイズもまったく違うのに何故か惹かれてしまった。それこそがヴィヴィアン・ウエストウッドのマウンテンハットである。
当時、本物は買えなくて日本のブランドが販売していた似たデザインのハットを2つ購入。さきほど久しぶりに押入れから出してみたが、やはり変な帽子だ。ただ、それこそが“パンクの女王”と呼ばれた所以なのかもしれない。また、矛盾しているようだが、そのデザインを「カッコいい」と思ってしまう自分がいる。本物を持っていないからこその憧れもこの帽子に乗っているのかもしれない。安らかに。