江戸時代の面影を残す古い町並残る岐阜県高山市.
国内に唯一現存する徳川幕府の郡代・代官役所の高山陣屋をはじめ,高山市街には歴史を重ねた建物が数多く残されています.
その代官所の御用商人として栄えた商家の日下部家.
嘉永5年(1852年)に,役所の御用金を用立てする掛屋をつとめ,後には両替屋を営みます.現在の建物は明治12年(1879年)に完成したものみたいですが,昭和41年(1966年)に明治建築の民家として初めて国の重要文化財に指定され,以後民藝館として一般に公開されています.
この日下部民藝館で,落合陽一さんの個展「 遍在する身体 交錯する時空間 」が開催されました.ちなみに,この個展のオファーは,2020年7月に東京・渋谷で開催された「 落合陽一展 未知への追憶」で日下部民藝館の日下部さんから直々にあったとのこと.
2020年の落合さんは,世界初8KVJの取り組みを,日本民藝館とコラボし取り組んでいました.その時に,「円空を高精細にし,まわしていたらおもしろかった」と民藝に対する見識を深め,感性を研ぎ澄ましていました.
今回は,日下部民藝館開館55周年記念特別展「 落合陽一 遍在する身体 交錯する時空間 」の個展の一部を,落合さんの解説を引用してご紹介します.
ステートメント
物象化する願い変換される身体
足長
遍在する身体
借景,波の物象化(2018)
物象化する願い変換される身体
手長
物化する風景(蝶)
遍在する身体 交錯する時空間(円環に帰す円空)・ 円環に帰す炭素 / リミックス / DJ・交錯する時空間
左:遍在する身体 交錯する時空間(円環に帰す円空)
右:円環に帰す炭素 / リミックス / DJ
中:交錯する時空間
まとめ
個展は国の重要文化財である日下部民藝館の木彫の空間の良さを生かした展示になっており,広々とした空間に地元の方々の高い技術力と,落合さんの世界観がリミックスされ,どんでもない楽しい空間に仕上がっていました.たのしかった.
個展最終日の5月22日は,オンラインサロン『落合陽一塾』のサロンメンバー『塾生』も北は北海道,西は高知まで全国から飛騨高山にたくさん集まりました.ポストコロナの修学旅行.
最後の最後は落合さん自身のDJクロージングパーティ.マスクをしながらも,コロナ前の祝祭性が少しづつもどってきたことに,なんか少し感慨深かったです.
さいごまで読んでいただきありがとうございました🙇♂️
ほんと楽しかった❣️