日記6月4日
NHKプラスで映像の世紀を見る。
夜はレベッカ・ソルニットを読む。
現在書いている新書草稿。
レベッカ・ソルニットは、歩くことによる思想をめぐらせた書物の中で、路上における抗議行動では、「公共空間に立つ公衆となり、観衆ではなく影響力の主体となっている抗議者自身への影響が省みられることはあまりない」(『ウォークス:歩くことの精神史』)という。
たしかに、むしろ路上や公共空間における歩くことや音楽の活動が表現の提示であり、思想であることは強調されなければならないだろう。だから、このような活動の思想をわたしたちは考えなければならない。本書はそのための一つの実例なのだった。
そもそも歩くということの思想を考えなければならない。ソルニットはソローについて語る。云々