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旅行の時何か食べたくなって

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旅が好きで、ぶらぶらしながらローカルフードにトライするのをなによりの楽しみにしています。基本的にひとつの旅先にひとつのメニュー、その旅先への思いとともに書いています。
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#鮨

「すし哲本店」のすし哲物語@塩竈

「すし哲本店」のすし哲物語@塩竈

 9月最初の週末、昨年に続いて仙台の「定禅寺通りストリートジャズフェスティバル」に出かけた。昨年3年ぶりの開催だったが、会場は限定、人数制限もありでかつてのにぎやかさとはまだ落差を感じた。今年は会場も増え人数の制限や規制もなかったようで、ようやく本格開催というところかと感じた。仙台に着いて去年は会場がなかった広瀬川ぞいの西公園にむかう。広い敷地のあちこちで大小さまざまな編成のバンドが張りきって出演

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「美乃鮨」の富山湾鮨@富山

「美乃鮨」の富山湾鮨@富山

 宮本輝さんの小説が好きだ。新作が出ると待ちかまえていたように購入してすぐ読むし、旧作には何度も繰り返し読んでいる作品が少なくない。宮本さんは関西の出身で学校も大阪近辺だから、その作品には関西を舞台にしたものが多い。デビュー作の『泥の河』や自伝的青春小説『青が散る』など、関西の風土や人々が通奏低音のように色濃く感じられると思う。そして、熱心な読者なら、富山が舞台の作品が複数あることもご存じだと思う

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