ねんね改善に個別コンサルが最適なわけ
「平均」が最も近そうに見えて、一番遠い存在
育児も、自分のことも、家族のことも「平均データ」があればそれに当てはめて気にしたことがあるのでは?
例えば、こどもの◯歳児の平均データとして以下があったとしましょう。
頭囲何センチ、身長何センチ、体重何キロ、手の長さ何センチ・・・
これを見たあなたは、早速我が子と見比べます。
あれ、頭囲が少し大きい。うちの子頭デカイのかしらねぇ
体重がちょっと少ないみたい。もっと食べさせたほうがいいのかしら
などなど、「平均」から外れた項目について、あれやこれやと気にします。
その「平均」が表す姿は、どこにでもいるようなこどもの姿をしているので、それが「標準」のように見えるからです。
でもね、全部平均に収まる人は、いないんですって。
こんなことがあったそうです。
https://hideishi.com/blog/2018/03/22/average.html
ということで、↑の記事で私の言いたいことを書いてくださっているのでこの先の記事は書く必要があるのかとちょっと思ったりしつつ、めげずに書くと(笑)
平均値というのは誰かをモデルにしたわけではなく架空でしかないということ。
全てを当てはめようとすることは、不可能であること。
「みんなちがってみんないい」とはよく言ったもので
「みんなおなじにはどうやってもなれない」ということも意味しているのです。
あなたが「平均」から落ちこぼれて困ることはなにかちゃんと考えたことはありますか?
頭囲が同年齢の子と比べて少し大きくて困ることは?
体重がすこし軽めで困ることは?
もちろん医学的に問題があるかもと確認する指標になるかもしれない。
確認する目安にはなるし、そこの子なりの目標値はできるだろうけど、全体の平均に収めに行く必要は?
人間は凸凹だから進化できた
ここでスケールを大きくしてみましょう。
個人差の凸凹、みんなちがってみんないい、が、人間社会を豊かにする大きな
ベースになっていることは見逃せません。
みんな同じ背格好の人間で同じ考えの人しかいなかったらここまで発展しえなかった。つまり、その人なりの得手不得手があるからこそ、協力することが生まれ、他の動物が作り出すことができなかった社会性が育まれてきたのです。
だから極論を言えば、育児書を読んで全てがバチっと当てはまることはまずないと思ってよいです。
本の通りに寝なくても、離乳食を食べなくても、それが自然な姿。
本に書いてある平均化された凸凹に当てはまる子はいない。
パイロットの体型が一人ずつ異なるように、発達も何もかもが一人ずつ異なります。
コックピットをその人が最も使いやすいようにアレンジできるから事故が減ったのと同じように
すべきこと、できることは、その子の凸凹に合う関わりをすること。
ねんね改善のコンサル含め、育児相談は「個別」だからいい
睡眠コンサルタントとして1対多でお話すると「一般的で表面的」になりがちです。全体像をお見せして、新しい気付きがあったらおうちでやってみてくださーいと伝えて終了します。多少の個別質疑応答ができたとしても、全員のニーズに答えるにはこれが精一杯。
一方で、1対1でお話をする個別コンサルは、とても細かな部分をどんどん深堀りしていきます。
その子にあう形をつくりあげるのです。
その作り上げる作業には凸凹具合を確認する「計測」が必要で、数値で測れないものは「ひとつずつ試す」ということを行います。
つまり、目の前にたくさんある鍵のうち、どれが当てはまるか試していくイメージです。
コンサルタントはこの鍵の手持ちが多くて、どのあたりの鍵がハマるかおおよその検討がつくので一つずつ試すけど、かなり最短ルートで試すことができるという具合です。
あなたとあなたの子どもに合う方法を探すのに、
この世の育児書を全部読んで探すのもいいし(ものすごい知識の量が蓄積されるので後にあたなの強みになる)
ご自身で考えてトライアンドエラーで試していくのもいいし(こどもを観察する眼力がかなりつくのでこれも強みになる)
誰かに頼ってもいい(とにかく最短ルートはこれ。ヘロヘロな人はまずコレ一択)
1対1の相談でも「一般的にこんな感じなのでやってみてくださーい」は個別相談に見えるけど中身は違います。よくヒアリングをして、見極めた上でアドバイスをするのが個別相談。
短時間の個別相談は凸凹を判断するのに圧倒的に時間が足りなくて、相談箇所が局所化されるか表面的になるかのどちらかになりやすいことも覚えておいてほしいなと思います。
とにかく、本を読んだりネットを見て全然当てはまらない・うまくいかないと絶望する必要は全くなく、むしろ「当てはまるのはその体験談を投じた1人だけ」と心得ておいてくださいね。