コロナ陽性 空港検疫隔離備忘録③(時間の使い方〜スポーツのテレビ観戦)
解熱後は、毎日抗原検査があった。
隔離施設からの退所の条件は以下のとおり。
・無症状 隔離後8日目に退所
・発症 抗原検査で2日連続で陰性確認後翌日
発症後10日経過後翌日
僕は8月3日に発症したので、10日経過だと14日退所になる。
解熱するまでは横になっており、本を読む気にもならず、テレビもつけたり消したりするばかりだった。
6日にはほぼ解熱していたので、ここからの1週間どうやって過ごすのか。
本は積読になっているものの中から時間がないと読めないものを選んで送ってもらっていた。
こういう時間があるときは、普段みない番組、例えば野球、サッカーの中継を最初から最後までみる、ということをしてみようと思った。
おりしも、エンジェルスの大谷がベースルース以来の投手二桁勝利、打者二桁ホームランに挑んでいたので、まず大リーグの試合を観ることにした。
連日のようにNHK-BSで中継がある。野球の試合を最初から最後まで観ることは今まで殆どない。投球に時間がかかる、打者が塁に出る、タイムがかかる。攻守が入れ替わるのに時間がかかる。
それでも、毎日大リーグの試合を観て、日本のプロ野球を観て、高校野球も観れた。高校野球は、子ども試合のように見える。でも、一番過酷な条件でプレーしているのは高校野球に見える。
日本の野球は向き不向きに関わらず、野球に(最近はサッカーもかな)運動選手が集中する。他の競技に向いていても、野球なのだ。最近は少子化でいろいろなスポーツがジュニアから囲い込みをする。ここにも向いていない運動選手が一定割合いると思う。
全ての子供が向いているスポーツにたどり着くことはない、できないけれどもっと選択肢があってもいいかな、などと思いつつ、ハッと気づく。
僕のテレビでのスポーツ観戦はビール飲んだり、酒を飲みながら見ることが多い。隔離中はアルコール禁止だ。酔わないといくらでも細かく見えるし、時間がそのまま過ぎる(アルコールが入ると時間が速くなる、という一般相対性理論がある)。
あと、僕は動き続けているスポーツを観ることが好きなようだ。
8月7日に鈴鹿8時間耐久レースがあった。時間でも3時間でも観ることができる。何か分からないけれど、「すげー」「すげー」と言いつつ観ることができる。
Jリーグのサッカーも観た。
大リーグを見た後だと、日本のサッカー選手ってこんなに小さかったっけ?と思ったりする。
大谷が10勝をあげてしまうと、何だか冷めてしまって、映画を観たり、普段観ていた動画を観るということになってしまった。