最近のインプットあれこれ:若者支援と官民連携、政治と規制をハックするには?
そんなことを思いながら最近のインプットあれこれ。記事未満、自分用のメモを書き出してみています。
最近のインプットあれこれのキーワード:
高校生、不登校支援、相談支援のアウトリーチ、行政、法律と規制、GovTech、etc
様々な「生きづらさ」を抱える人に寄り添うSNS相談のこれからを考える ~LINE相談『むすびめ』1周年キャンペーン #生きづらさってなんだろう~
チャット相談による支援のアウトリーチは行政では取り組みづらい領域で、NPOなど民間を中心に様々な団体が取り組んでいます。
LINE相談『むすびめ』さん1周年記念のイベントで、SNS相談事業から見える景色が共有されました。質疑の中、行政が縦割り組織で連携が難しいという話題に関連して、大阪府箕面市の取り組みがすごいと話されており、調べてみたらすごかった。
子供の貧困対策支援システムの在り方と運用方法に関する実証研究報告書
子どもの貧困対策のため「子ども成長見守りシステム」を構築されている事例が紹介されている報告書です。
市独自の学力・体力・生活状況総合調査を実施し、市内各部署の情報と統合して要支援の児童生徒を抽出し、SSW(スクールソーシャルワーカー)をはじめ学校と関連機関が連携して介入することで、切れ目のない支援を実現しているそうです。
システムだけではなく、市の教育大綱まで落とし込まれていること(【図表】1- 4 箕面市教育大綱 2016 )、現場レベルの学校と関係機関の連携が実現していること(【図表】1-26 支援機関との連携が充実している A 学校の実態 )からも、骨太な取り組みなのかしらと想像します。いや、わからんのですが。
システム構築の際、個人情報保護の問題を解決するために、市の個人情報保護条例を改正までしたそうです(これってすごいこと!)
領域を横断して切れ目のない支援のためのデータ活用・情報共有を実現するには個人情報保護をはじめ法律や制度の壁も高く、ここまでやれてる自治体は稀なのでしょうね。データ連携の運用もめっちゃ大変そうだ…
こういう情報連携が実現した現場でのソーシャルワークはどんな環境/実態なのでしょうか。不勉強な分野で想像が至らず、知見ある人のお話聞いてみたいです。
地方自治体業務あるある
石塚 清香さんのスライド、「「技術的」にはできても「法的」にできないということが多々ある」ことへの問題提起です。
とはいえ乱暴に「じゃあやめちまえ」というわけにもいかないもので。多くのGovTech系の取り組みの後ろには、ひとつひとつ調整して、問題を解消して、戦って勝ち取る、という地道な取り組みがあったのだろうと想像し、ただただすごいなあと思って見ています。(小並感)
政治と規制を「ハック」する ~プロダクトを社会実装する~
プロダクトマネージャーのカンファレンス pmconf へ今年登壇されていた 馬田 隆明 さんのセッション。表に出せない苦労のさぞ多いお役目だろうと想像しますが、でもこういう仕事が多くの人の役に立つのだろうなと思いました。(アーカイブ公開あり。リンク先から動画閲覧できます!)
「テックの世界に閉じこもっていてはできないことも多い。コミュニティの中で仲間となって取り組んでいく」というくだりに「それなら真似できそうだ」となり、教育系のオンラインの会を探して参加したり、良い越境体験をしています。
ちなみにこの日はAM4時まで寝付けませんでした (笑)
今日はこれにて。