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ふつうの定義を拡張しようよ、という提案(イベント感想文:誰もがHappyになれる「家族のかたち」を考えよう)

誰もがHappyになれる「家族のかたち」を考えよう

2019年3月31日(日)、こちらのイベントのYouTubeのライブ配信を視聴しました。

保険に加入できるとか、家を借りて住めるとか、パートナーが病気で倒れたら家族として付き添えるとか、そういう人としてあたりまえの権利を得たいだけなのに、「(狭義の)ふつう」の枠組みが邪魔して、困ってる人達がいて。こういうのはおかしいから制度や法律を変えてほしいと、国や行政に働きかけている人たちの話を聞けるイベントでした。

イベントのプログラムはこんな感じ。

・データで見る選択的夫婦別姓&同性婚/当事者によるリレートーク
・請願・陳情合同成果報告
・パネルトーク「国民を幸せにできない法律ってどうよ!」法改正を考える
・ワークショップ「生きやすい国」にするための結婚、家族のかたちを一緒に考えよう!

日本の「ふつう」を、誰も排除しない、もっと多様なものにしようよ。
明日をもっと生きやすいものにするために、有権者としてもっと声をあげようよ。

そういうメッセージで締められたこの会。

別姓婚と、同性婚。全然違う社会課題のようで、当事者も違うけれど、実は問題の根幹は同じ。障害になっている制度・法的な背景にも共通するところが多い課題なんだということを知りました。

主催の方々の日頃の地道な活動にもただただ頭が下がるけれど、各活動の課題特化でなく「家族のありかた」という包括的なテーマだったからこそ、自分が当事者でない課題もぐぐっと身近に感じられたような気がします。

縁の遠かった世界でも、少し参加するだけで身近に感じることはある

このイベントを視聴したきっかけは、主催団体のひとつである選択的夫婦別姓・全国陳情アクションの活動に参加していたことでした。

これは、結婚したらカップルのどちらかが強制的に姓を失わざるをえない現行制度の見直しを国会に要請するために、全国の地方自治体に声を上げようという活動です。

「選択的夫婦別姓、いつ導入されるんだろう…」そう思って何年も経ってしまったあなた。
あまりに動かない国会。続々と起こされる裁判。
ああ、この国は本当に、いつ動いてくれるの…?
もう待っていられない!…ならば、自分たちの力で動かしましょう。
「在住/在勤(実はどこでもOK)の地方議会に、A4の紙を提出する」
実はたったこれだけで、あなたも「国会動け!」の意思表示をすることができます。
ホームページより抜粋

百聞は一見に如かず、実際に人と会って、話してみて初めて理解できたり、身近に感じたりすることはあるなあと思います。

これまでわたしの政治との接点は、大した調べごともできずに選挙で投票するぐらい。選挙日の直前にあわてて候補者のWebサイトを読んで、付け焼刃過ぎる情報をもとに選挙に一票を投じるよりも、百億倍ぐらい勉強になる、非常にいい経験でした。参加してみるって大事。

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