いっこめの講義が終わったよ。"Design Research Methodologies"
ようやく一個目の講義が終わりました。
"Design Research methodologies"
全11回の講義で12月から1月末の2ヶ月くらい。ミラノ工科大学のPhDコースは、講義をいくつか取るのですが、全部同時並行で進むことはなくて、1年間の間に点在していて少しずつ単位をとっていくような仕組みになっています。
欧州の博士課程の学生は、授業を受けたり自分の研究を進めていくだけではなくて他の活動もしています。お給料を貰いながら、学部生や修士生への授業やテストの採点など、更にその他、チームでの研究活動を進めていくなど、とても忙しそうです。そういうわけで、PhDのカリキュラムも皆に負担になりすぎないように分散されて設計されているようです。
この講義では、デザイン・リサーチ・メソドロジーとは言いますが、特に、学術的なリサーチ(Scholarly research)に特化した内容となっています。
Research Expertiseとは何か?
PhDとは何か?デザインPhDのモデルは?
そもそも、学術的なリサーチとはなにか?
デザインのPhDの世界的な歴史と潮流は?
Resaerch Questionとは?
知識(Knowledge)とは何か?
こんな抽象的なことから議論する内容です。実践的なメソドロジーについては、学部やマスターまでで習得していることを前提に、知識(Knowledge)を創造するという活動についてのリサーチについてフォーカスされています。実務で即使える実践知とは程遠いですが、とても知的好奇心や探究心を刺激される内容です。
特に講義で印象的だったフレーズをいくつか引用として残しておきます。
"What is knowledge? "
"What is reliable knowledge in design research?"
"Science is systematic knowledge".
"Why do you do research in design?"
"Want to contribute to knowledge"
ようやく1つ目の講義が終わりました。しかし、これらのフレーズや言葉を刷り込まれていくにつれて、これからの非常に長い道のりを感じました。汗
Ciao Grazie!
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