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#1 親友二人との別れ

私は2000年生まれの21歳、現役の専門学校の4年生です。
来年の春から北海道で福祉関係の会社に就職します。今は東京で生活をしていますが、出生地が札幌市で、両親は二人とも生まれも育ちも北海道です。親戚も皆北海道にいることもあり北海道での就職を決めました。

私は中学生までは特に何事もなく育ちました。中学は剣道部に所属し、同期(N脇、Y澤、I田)は3人と少なかったですが充実した学生生活を送っていました。勉強も部活も平均くらいだったと思います。Y澤とは小学校からの仲でクラスは1度も同じにはなりませんでしたが、部活も塾も一緒で休みの日も一緒にいたので、周りからは「夫婦みたいだ」と言われるくらいでした。N脇は中学校で出会い、学校の中でもトップクラスの成績で、剣道部の部長。勉強も運動もできる尊敬できる同級生でした。I田は中学2年の時に転校してきました。剣道は初心者で、2年生の頃は練習も別でした。夏頃までは4人で登校していましたが、I田は趣味の合う友人と登校するようになり、部活以外での接点はありませんでした。
中学卒業後、4人別々の高校に入学しました。

お互い生活が忙しくなかなか会うことはできませんでした。高1の夏、3人(私・Y澤・N脇)で地元の文化祭に行くことができました。が、しかしその日から3日後の夜、N脇は音信不通になってしまいました。SNS全てのアカウントが消え、家に訪問してもN脇の親に門前払いを喰らい一切連絡も会うこともできなくなりました。Y澤と話合い、しばらくそっとしておくことにしました。高校3年間会えることなく、私は専門学校へ、Y澤は大学へ進学しました。2019年6月頃、私は中学校の先輩(S先輩)からN脇と会うことができたと連絡を受け、N脇のLINEを入手することができました。話しを聞くと、一緒に文化祭に行った時点で彼は高校を中退していた。テストで良い点が取れず、部活に参加できない日々が続き辛くなりやめてしまった。今はメンタル的に回復してきていると話してくれました。8月に3人でご飯に行く約束をし、実際に集まる事ができました。高校の話は一切せず、近況や中学時代の話をして盛り上がりました。その日の夜、「また、会おう」とN脇から言ってくれました。しかし、叶うことなくまた彼とは音信不通になってしまいました。2020年夏頃、Y澤とも音信不通になりました。彼は大学2年で中退した。それ以外の情報はありません。

2022年11月現在、彼らが今何をしているのか知らない。
生きているのかすら知ることができていません。
彼ら、親友2人が音信不通になり私自身メンタル的にかなり辛かったです。親と当時の彼女(Sさん)の支えがなかったら今の私は存在していないと言っても過言ではありません。
※Sさんの話は次回お話しようと思っています。

彼らとの別れも私が福祉の道に進む理由の1つです。

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