久しぶりの

三日坊主にすらなれてない。

これでnote三日目。やっぱり一番難しいのは物事を継続させることだなと思う。

それでも開いてみて反応があることを知って嬉しくなった。

自分にとって些末なことだと思い込んでる物事でも、誰かにとってなにか少しでも面白いこと・読みたいものであると知ると発信するのが楽しくなる。

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最近読んだ本は、中島聡『なぜ、あなたの仕事は終わらないのか』。


修士論文が出来上がらないトラウマから物を書くのが怖くなってしまった。

それを克服したくて読んだ。Windows95を設計した人で、パソコンを使ったことがある人なら、初めの方に覚えるであろう右クリックを発明した人だそうだ。(当時のマウスには右クリックがなかった?らしい)

読んだ結果としてはうーーーん・・参考になる部分もあるけど。この人独自の方法だなと思う。真似できる部分としづらい部分がある。

仕事術を書いた序盤~中盤の章は、仕事が終らない人の具体例とそれを回避するための具体策が書かれていておもしろい。

中島さんは仕事は終わらない人の特徴はこうだという。

「➀安請け合いをしてしまう②ギリギリまでやらない➂計画の見積もりをしない」だそうだ。

それを回避するには、〆切は仕事を貰う際に決めない。まず、その仕事を実際にやってみてから決める。二日間ほど全力でやってみて、仕事の終りが見えたら〆切を設定する。すぐ終わらない場合は上司にその旨を相談する。

ギリギリになって〆切に間に合わないのは多方面に迷惑をかけるなら予定を組み直すのは早めの方が良いからだ。

また、ギリギリまで仕事をしている人は作っている間に質をあげようとする。それが仕事が終わらない事態を招いているという。

仮の完成品(試作品)を作る→そこでフィードバックを貰う→ここまでできたら良いという仕事の終りを設定する、質をあげるのはこの後からなのだ。

仕事に100%を求めない。スマホがアップデートしているように、完成したあとに修正されるのは当たり前のことだという。「すべての仕事は、必ずやり直しになる」のだ。だから、まず実際に着手して、時間内に一旦完成形に持っていくことが一番重要なのだ。

確かに以上のことは一理ある。私としては、安請け合いをしてしまうこと(仕事を貰った時に〆切を設定してしまう)・質を最初から求めてしまう癖があるなとこの本を読んでいて気付いた。

終盤になるとどんな仕事を選ぶべきか、という職選びの話になってくる。私はここがあまり理解(というか共感に近い)できなかった。

中島さんは「仕事は「頼まれなくても自分から喜んで残業するほど楽しい仕事か」どうかで選ぶべき」という。

しかし、「だれしも好きで好きで仕方のないことがある」のだろうか。

私はこれに懐疑的だ。25年生きてきて私はそこまで情熱をかけられるものに出逢えていない。

本を読むのは好きだ。ただ一日中するほどではない。音楽が好きだ。でも聴くばかりで演奏や音響機材に関してはほとんど無知だし、聴く曲もこれだけは誰よりも知っていると自負できるようなバンドやジャンルはない。散歩が好きだ。でも何十キロも歩いたり拘りの道があるわけではない。銭湯や温泉が好きだ。だけど、いろんなところをめぐって良し悪しを知っているわけではない。

気づいたらいくらでもやっていることなんて少ないと思う。

加えて、好きな事がすぐに仕事になるとも限らない。

大学院の論文は唯一の情熱をかけられることかと思ったが、結局今ではトラウマになるようなことだった(それこそ時間を管理できなかったことが原因かもしれないが・・・)。大学院でやってることはすぐには仕事にならない。いくら好きでいくらでもやっていても対価として賃金が支払われなければ、続けることは困難だ。

むしろ多くの人にはてんちむがいつか動画でも言っていた、苦手なこと嫌いなことを避けて仕事をする、ということの方がしっくりくるんじゃないだろうか。そこそこ好きなものはある、苦手なことはハッキリしている。

好きなことはぼんやりしていても嫌いなことはだれしもあると思う。酒・たばこ、電車の臭いや、動くこと、話すこと・・・それを避けるように仕事をするのが良い。

好きなことを仕事にしよう!というのは、ニーズがあり、ある程度市場が成長して就職が比較的しやすい場合に限る。好きでも市場がせまければ対価を貰える「仕事」にならず趣味のままだ。それでもするのであれば何かを自分の生活から削らなければならない。


社会人になってからずっと仕事のこと、どう生きるのがよいのかずっと悩んでいる・・・




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