映画・ドラマ・アニメ・舞台を推薦する「レコメンド屋さん」をリリースします!
こんにちは、Yu_Seと申します。
お待たせいたしましたが、私が7月にリリースを予定しているレコメンドサービスの名称とその詳細について、この記事では紹介したいと思います!
まずはこちらのツイートのサービス紹介動画からご覧ください。
レコメンドサービス名は、"イマ"観たい作品を探してくれる「レコメンド屋さん」です!
このサービスは、映画(10000作品以上)、ドラマ(1000作品以上)、アニメ(800作品以上)、舞台(上演中・上演予定の100作品前後)をジャンルなどの条件で絞ることによって、今あなたが観たいと思っている作品を自動推薦してくれるというもの。レコメンド=推薦という意味なのでシンプルに「レコメンド屋さん」と命名しました。
もちろん、会員登録なしの無料で誰でも使えるWebサービスとなります。
この「レコメンド屋さん」について、様々な角度から説明していきたいと思います。
【「レコメンド屋さん」リリースの動機】
ずっと私は舞台レコメンドサービスをリリースしますと言い続けてきましたが、大きく路線変更、というか規模を拡張して映画・ドラマ・アニメまでレコメンド出来るようなサービスとしてリリースすることになりました。
皆さんご存知の通り現在はコロナ禍真っ只中です。舞台に足を運びたいと思っても劇場へ行くことが出来ない方って沢山いらっしゃると思います。外出してコロナにかかってしまったら家族に迷惑がかかるとか、職場に迷惑がかかるとかあると思うのです。
そこで、おうち時間を過ごしている方でも利用出来るようなサービスをと思い、映画・ドラマ・アニメを導入することに致しました。コロナが落ち着くまではレコメンド屋さんで自分の今観たい映画・ドラマ・アニメを楽しんでもらい、コロナが明けて劇場へ足を運べるようになったら、レコメンド屋さんで上演中・上演予定の舞台を探してもらって、また以前と同じように再び観劇を楽しんで欲しい、そういった細やかな願いが込められています。
最近、観劇を趣味としている方々がコロナによって劇場へぱったり足を運ばなくなり、劇場は開いている状態にはなったものの、どんな作品を上演しているか分からないため観劇をしなくなってしまったという声を聞いたことがあります。今までは劇場で配られるフライヤーが情報源であったため、フライヤーが手元からなくなってしまうと劇場へ観に行きたくても何を上演しているか分からないと。
そこで、レコメンド屋さんから今観たい舞台作品を条件から絞り込んで探してもらうことによって、コロナで観劇から遠ざかってしまった人に対しても公演情報を提供することで、再び劇場へ足を運んでもらえるような環境を提供出来たらと思っています。
さらに、映画・ドラマ・アニメのレコメンドもされるということは、今まで舞台を観たことがない人・馴染みがない人にも使ってもらえるサービスであるため、このレコメンド屋さんをきっかけとして、より多くの人が舞台という存在を認知してもらって観劇に足を運んでもらえるようになったらと思っています。
【「レコメンド屋さん」の特徴・新規性】
「レコメンド屋さん」の一番の特徴は、トピックモデルという機械学習モデルを用いて、作品の情報・感想データから自動でジャンル分けをしているという点です。
例えば映画「ラ・ラ・ランド」だったら、映画の感想に「踊り」「歌」「歌声」のようなキーワードが多く含まれているので「ミュージカル」というジャンルとして分類されます。詳しいトピックモデルのロジックについての説明は、以下の「データサイエンス×演劇 〜トピックモデルによる舞台のジャンル・特徴分け」の記事をご覧下さい。記事では舞台のジャンル分けについて書かれていますが、これと同様の分析を映画・ドラマ・アニメ感想データでも行っています。
今回、映画では約70以上のジャンルに、ドラマでは約50以上のジャンルに、アニメでは約10以上のジャンルに、舞台では約20以上のジャンルに分類してレコメンドします。
具体的にどんなジャンルが存在するかについては、レコメンド屋さんリリース後のお楽しみに!
そして、トピックモデルを使った分類は作品ジャンルだけではなく、「作品から得られる感情」を軸にした分類もなされています。??と思う方が沢山いると思うので説明いたします。
これはトピックモデルのロジック部分についても触れる部分なので少々難しい話になってしまうのですが、作品ジャンルに関しては、各作品の情報だったり感想データの名詞部分を使って分類しました。
先ほどのミュージカルの例で言えば、「踊り」「歌」「歌声」といったミュージカルというジャンルを判定する要素になっているキーワードは全て名詞でした。
一方、これを今度は作品の情報・感想データに含まれる形容詞・動詞に対してトピックモデルを用いることで、今度は似たような形容詞・動詞たちが集まってクラスタ(塊)を形成します。例えば、「笑う」「くだらない」「バカバカしい」といった形容詞・動詞で構成されるトピックだったら、「可笑しい・笑える」といった感情の得られる作品として分類されます。
このような形で、今回のトピックモデルでは「切ない」「かっこいい」「美しい・綺麗」「ハラハラ・ドキドキ」「考えさせられる」「騙される」「怖い・胸糞悪い」「心温まる」「可笑しい・笑える」「可愛い・キュンとする」の10の感情を生成し作品を分類したので、こちらもどうぞお楽しみに!
では一体この作品ジャンルと作品から得られる感情のフィルターをどう使うかについて説明します。
例えば、今観たい作品が映画で「ゾンビ」ジャンルの「怖い・胸糞悪い」作品だったとしましょう。その場合は、ホーム画面に「映画レコメンド」「ドラマレコメンド」「アニメレコメンド」「舞台レコメンド」の4つのレコメンドから「映画レコメンド」を選択します。そして、「ジャンル選択」から「ゾンビ」ジャンルを選択し、「感情選択」から「怖い・胸糞悪い」を選択して検索ボタンを押すだけです!とても簡単に今観たい作品をレコメンドしてくれます。
さらに、映画・ドラマ・アニメですといずれかの動画配信サービスで視聴される方が多いと思います。「Amazon Prime Video」だったり「Netflix」だったり「Hulu」だったり。そこで、動画配信サービスを選択して絞り込めるようなフィルターも用意しています。折角レコメンド屋さんでレコメンドしてもらったのに、その作品を視聴出来る環境にないと勿体ないですよね。利用するユーザーが視聴出来る環境にある動画配信サービスで絞り込むことで、オススメの作品をレコメンド出来るような仕様になっているのでご安心を。
もちろん、各作品に対する動画配信サービスのタグはトピックモデルといった機械学習モデルは一切関係なく、Web上にデータが存在したのでそちらを参照してフィルターを作成しています。
それ以外にも、作品製作国や製作年代等で絞り込めるフィルターも用意しているので、そちらもお楽しみに!
また舞台レコメンドに関しては、トピックモデルで生成されたジャンルに加え、上演される都道府県とそのチケット料金価格で絞り込めるようになっています。自分が観劇可能な近さと価格帯で好みのジャンルに合った作品を探せるようなレコメンドサービスになると思っています。
ただ、舞台レコメンドに関しては他の映画・ドラマ・アニメレコメンドと異なり、作品の感想ではなく公演情報からトピックモデルを実行しているため、感情選択は不可能となっています。すみません。
舞台レコメンドでも感情選択が出来るようにするためには、作品の感想がある程度データとして蓄積しないと生成出来ないもので、そちらに関しては現実的に不可能なラインだと判断しました。
【「レコメンド屋さん」の展望】
最後に「レコメンド屋さん」の展望についてお話して終わろうかと思います。
私のnoteの自己紹介欄に、「演劇活動のWebプラットフォームアプリ開発に向けて記事を書いていきます。」という一文を載せています。この演劇活動のWebプラットフォームアプリこそが「レコメンド屋さん」なんだと解釈される方も多いと思いますが、ここで改めて言っておくと演劇活動のプラットフォームアプリと「レコメンド屋さん」は別物です。
「レコメンド屋さん」はあくまで、映画・ドラマ・アニメ・舞台をレコメンドしてくれるサービスに止めようと思っていて、「レコメンド屋さん」からさらに機能を追加していって演劇のプラットフォームにはしないつもりです。
演劇活動のプラットフォームは、「舞台・演劇」に閉じたWebサービスでもっと長期的な時間をかけた壮大な構想です。この構想を実現するためには、もっと演劇関係者との人脈を築いてこの構想を知ってもらい、ヒアリングすることによって演劇関係者がより使いやすいようなサービスへと開発していくつもりです。
その演劇活動のプラットフォームアプリを実現する上で必要不可欠な演劇関係者との人脈を作るきっかけとして、この「レコメンド屋さん」というサービスがあると思っています。
自分は演出家でも脚本家でも役者でもないので、いきなり演劇業界で有名な人の門を叩いてもしかとされてしまうと思います。でも「レコメンド屋さん」である程度知名度を築いておけば、演劇を盛り上げたいと頑張っている人とみなしてもらえるかなと思っています。
さらにプラットフォーム構想で、もちろん舞台情報等も掲載できるようなサービスも用意しようと思うのですが、舞台を掲載するにあたって多くの劇団との人脈を築いておくことも必要です。その際に「レコメンド屋さん」の知名度があればスムーズに公演情報を掲載出来るんじゃないかと思っています。
そんな演劇活動のプラットフォーム構想を踏まえての、ファーストステップとして「レコメンド屋さん」があるといった位置づけです。
「レコメンド屋さん」リリースも含めて、私の活動はまだまだ始まったばかりで先が長いです。ぜひ今後ともnoteの方で応援頂けると大変助かります。
長くなってしまいましたが、今回の記事はこんな感じで終わろうと思います。ここまでお読み頂きありがとうございました。引き続きよろしくお願いいたします。