今日は畑作業をたくさんやりました。
八郷留学では
「暮らしも遊びも物語も、作るのは全部きみだ」
と謳っていますが、こと農作業に関しては、子どもたちが来ない日にやることがめちゃめちゃ多いです。
プログラム作りは、なるべくお膳立てしないように気をつけていますが、こればっかりはそうは行きません。
特に春から夏にかけては、一日でも畑仕事をサボると、次の日は2日分以上の仕事が待っています。
え?倍以上?
そうなんです。
農作業に限らずですが、田舎暮らしでは特に、一つの仕事を雑にやると、その次の仕事が倍以上に大変になるという定理があります。
このメカニズムは解明されていません。
子どもたちにいいところばかり見せていてもよくないけど、労働系の仕事ばかりをプログラムに組み込んでも、やらされてる感につながってしまう。
自分の食べるものを1から10まで全部作るのは理想だし、それを楽しんでできれば、これ以上ない主体性が発揮されていることになります。
でも、先の成果を予見しずらい、長期的展望力を要する、辛い草取りの作業をやらされたって、そんなのは主体性でもなんでもないのです。
さて、ちょっと持論を挟んでしまいましたが、今日の作業は以下の通り。
お隣さんの田んぼのおじちゃんが怪我して入院していて、最近はおばちゃんが大変そうにやってるので、お隣さんの土手も刈ってあげた。
いつも野菜のこと教えてもらってるから、少しはお礼できたかな。
これは毎日やらないとやばいやつ。
枝の分かれ目のところから生えてくる芽を取ります。
これをやらないと実りが少なくなってしまいます。
以前、無精鎌で地面をガリガリやってある程度除草しておいたところを、手でさらに除草しました。
人参の根っこがまだ弱いので、雑草と一緒に抜かないように注意しなければなりません。
掘ったら20分くらいこの状態にしておいて、太陽の熱で乾かします。
乾かさないと貯蔵した時に腐るし、日光に当てすぎるとじゃがいもが緑色に変色して、ソラニンが生成されて食べられなくなります。
じゃがいもは掘るタイミングも重要で、晴れが3日間続いた日に掘れと言われています。
多湿に弱いんですね。
今年は雨が多く暑かったので、土の中で "煮え" てしまっているものが少し多めでした。
1個の大きさも小さめで、ちょっと残念。
まだまだ勉強です。
キャベツは、防虫のために不織布のネットでトンネルを作って覆っていました。
それでもどこからか蝶が入り、中で産卵して青虫が葉っぱを食べまくっています。
青虫の糞がキャベツの葉の間に溜まり、多湿になって腐ります。
もうちょっと早くトンネルを外したほうがよかったのだろうか。
キャベツは今年初めてだったので、来年はもう少し工夫できそうです。
食べ物作るってほんと大変です。