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英語に関するQ&A(26)TOEICのリスニングのスコアが高い人って、聴き取れるのでしょうか?

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Q:TOEICのリスニングのスコアが高い人って、流れ来る音声全て聴き取れるのでしょうか?


A:ありきたりな答えになってしましますが、全て聴き取れている人とそうでない人、どちらもいるでしょう。

ちゃんと聴き取れている人はハイスコアを取って当たり前です。

でも全て聴き取れていない人でもハイスコアをとることは可能です。

ではどうやってハイスコアにつなげているのでしょうか。

まぐれでなくハイスコアを取る人は、TOEIC L&Rのテストに対して、しっかりとパート別に対策を立てることで全てを聴き取れなかったとしても、問題形式をうまく利用してハイスコアをゲットしているのでしょう。


以下に、大まかにパート別に対策をお伝えしておきます。

①part1 (写真描写問題)対策


まずリスニングセクションが始まるとリスニングセクションの試験についての説明が始まります。その間に全ての写真を網羅して自分なりに頭の中でそれぞれの写真がどういう状況なのかを頭の中でシンプルな英文で作ってみます。例えば、女性が男性に何かの箱を渡している場面だとしたら、”A woman is giving a box to a man”のようなセンテンスを頭の中で思い浮かべます。Part1ではおそらくはずれの選択肢は的外れのワードが出てくる可能性が多いのでそういう選択肢は自動的に外せると思います。


②part2 (短文応答問題)対策


質問の最初の3~6単語、さらに質問の最後の2,3単語が聴き取れるよう集中します。特にYes/Noクエスチョン(YesかNoで答えるべき質問)なのか5W1Hクエスチョン(疑問詞を使った質問)なのか、それ以外なのかが最初の数単語で大体わかります。その最初の部分から全部聞こえなくても正解を導き出す事が可能な問題があるので、そこから正解の選択肢を選ぶテクニックを身に着けることができます。 ただし、Part2は25問あるのですが、後半の問題はちょっとひっかけ問題と言える問題もあります。 例えば、問題文が”Why are they coming here tomorrow?”(どうして彼らは明日来るのでしょう?)という問題文に対し、”I’m not the best person to ask”(私に(そのことを)聴くのは適切ではありません。)という応答が正解になるような問題も出題されます。


③Part3 (会話問題)、Part4(説明文問題)対策


多くの方がやっていることですが、問題の先読みです。現在Part3は、一つのダイアログ(会話)に対し3問の問題が出題されダイアログは13あります。つまり3問×13ダイアログで39問、Part4は一つの説明に対し。3問の問題が出題され、説明文は10あります。つまり3問×10の説明文で合計30問です。特に3問のうちの最初の1問の問題、および選択肢をチェック(先読み)することで、ある程度どんなトピックに関する問題が出題されるのか予想がつくことが多いです。そうすれば、その後の問題についてもさらに焦点を絞ることが可能な場合があります。それは明らかに正解とはかけ離れたはずれの選択肢を外すことにもつながります。はずれの選択肢を排除することで、全てを聴き取れなかったとしても正解を予測できます。つまり正解の選択肢を選ぶ可能性が高くなります。


他にもいくつか全てを聴き取れなくても正解に近づくテクニックはあります。でもこれらのテクニックを磨くには練習問題に取り組む必要があります。なのでリスニング上達にもつながっていくと思いますよ。
TOEIC L&Rリーディングセクションのコツについては、vol.43~51で触れていますので参考にしてみて下さい。



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