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英語に関するQ&A(28)英語長文の設問が分からない

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Q:英語長文の設問が分からない場合、どのように皆さんは解いているのですか?


A:英語の苦手な人にとって、英語の長文はどうしてもストレスがかかるのはしょうがないと思います。
興味のない内容の本や長い記事を読むのは母国語でも苦痛になるかもしれません。
まして外国語での長文だとさらに拒否反応が起きるかもしれません。

まず原因を見極めて、それから解決する方法を考えましょう。



大きく分けて長文の設問が分からない原因としては大きく2つが挙げられると思います。

①長文の中の単語が分からない。


②長文の中の一つ一つのセンテンスの構造(どのような文法か)が分らない。



①の場合、分からない単語の総数にもよりますが、A4の1ページですと約500ワードの英単語があります。
その中で10%≒50単語が意味が分からなかったとします。
逆に考えると90%はわかる単語です。

例えば、テレビ画面が10%隠れていても、90%が映っていればどんな映像なのかはほぼわかります。
長文もそれとあまり変わりません。
わからない単語数にもよりますが、3分の1以下であれば、きっとあらすじは理解できる可能性があります。

少し雑なアドバイスかもしれませんが、再度知っている単語だけを(知らない単語は読み飛ばして)全体を読み返してみて下さい。
知らない単語の意味が類推できるかもしれません。


そのことで長文全体の概要が理解できれば、設問の正解を導き出す手がかりが見つかる可能性があります。


②の場合、

文法の方が、比較的克服するのに時間がかかるかもしれません。


要は英文法の学習がさらに必要です。
まずは一つの文章ごとに、主語と動詞を見つけるとそのセンテンスの一定程度の理解ができると思います。
長文のレベル(どのくらいの難しさなのか)と、現段階で持っている文法の知識とのギャップがどのくらいあるかで、どれだけ文法の学習をさかのぼる必要があるかがわかるかと思います。
自分が初心者レベルなのか、中学レベルなのか、高校レベルなのか等を把握して、足りないであろう文法知識を文法の参考書、ウェブサイト等で補ってあげましょう。
文法は算数、数学と同じで、基礎からたどって徐々に応用、発展的な文法ルールを学ぶと効率的です。


TOEIC L&Rの長文ともいえるPart7ついては、vol.46~49でも触れていますので参考にしてみて下さい。


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