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英語に関するQ&A(24)英語のリスニングが得意な人は、英会話も得意?

2000年代前半から現在まで15年以上、小学生から年配の方々まで色々な世代、また、インターナショナルスクールに通う子供を持つ主婦、弁護士さん。外資の製薬会社営業ウーマンなど、色々な職業の方々に英語を教えたり、留学カウンセリングをしたりしながら英語を学ぶ生徒さんや留学希望者の方から、限りなく沢山の英語に関する質問を受けてきました。その中でインターネット上の質問と重なる質問も時々見受けられます。そんな質問に答えていきます。


Q:英語のリスニングが得意な人は、英会話も得意であることが多いのですか?


A:結論としては”Yes”でしょう。


もちろんそうでない人もいると思いますが、ただ、大前提としてリスニングがある程度できてこそ会話が成り立つし、コミュニケーションが取れます。

ちょっと視点を変えて考えてみますが、リスニングが苦手で英会話が得意な人はおそらくいないと思います。

というか、自分はリスニングが苦手だが英会話が得意、と考えている人がいるのであれば、それはかなり独りよがりな思い込みでしょう。

おそらくその人のと話す相手の立場からすると、自分の言っていることが伝わりづらく、相当ストレスがたまっているかもしれません。

ではどうしたらリスニングが得意になるのでしょう。


色々なコツ、方法があるとは思いますが、 誰でも始められるような最初のステップをを順を追ってお伝えします。


1,言葉の順序を知る。


基本的に英語の言葉の順序は日本語に比べるとシンプルです。
その順序を知っていれば次にどのような言葉が来るのかを推測しやすくなります。
前回の文型の話に通じるものがありますが、言葉の基本的順序を知っていることで次に出てくる言葉の予想がある程度つきます。


2,話している時の状況を考えて、相手の言葉を予測する。


例えば、テレビのニュースなどだったら映像に関する話になるでしょうし、レストランでは食べ物や飲み物の話の可能性が高いはずです。
もちろん例外はありますが、それはもっとレベルがあがってからの話です。


3,知っている言葉の数を増やす。


当たり前の事ですが、知らない言葉は日本語でも理解できません。
知っている言葉の数=語彙を増やせばそれだけ相手の言っている言葉を理解することができる可能性も増えます。
一気に増やすことは難しいと思いますが、身の回りの言葉を英語で難と言うかを意識しておくと徐々に増えていくでしょう。


4,知っている言葉の音を確認する。


音の確認がリスニングで非常に大切です。
今はネットでネイティブの発音を確認することが簡単にできます。
それを聞いて自分の発音とnativeの発音とを比べて、できるだけそのギャップを埋めましょう。


5,音の変化になれる。


英語は単語と単語のつながりで発音が変わることがあります。
詳しく説明すると長くなるので今回は省きますが、英語は同じ単語でも前後に来る単語で発音がかわります。
そのルールになれることでリスニング能力があがっていきます。


上記全てに当てはまることですが、全てがリスニングの推測力につながっていきます。

もちろんその推測が外れることもありますが、その積み重ねでどんどん精度があがっていきます。

リスニングのコツについては、vol.1~3で触れていますので参考にしてみて下さい。



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