徳之島。
2021年の夏。
奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島
が世界自然遺産に登録された。
私の地元、徳之島。
『徳之島に観光客を呼び込むチャンスになる』
確かにそうである。
ただ、沖縄の主要な観光地を見てみると
リゾート地のような開発、
「地元民」を無視したような発展がなされた。
と、感じざるを得ない。
悪いとは思わない。
ビジネスで見れば成功例の一つであり、
ネイチャーから見れば失敗とまでは言わないものの
悲しくなるものである。
徳之島は自然を守ることを最優先に観光客を呼び込みたい。
言い方を変えると
質の良い観光客を呼び込みたい。
徳之島と聞いてピンとくる方はどのくらいいるのだろうか。
以前の投稿で話したこともある島名かと思うが、
鹿児島県の中の奄美群島のひとつの島である。
どちらかというと沖縄に近い。
距離も文化も。元々、琉球王国の一つでもあった。
奄美大島以南の島々は各島で各コミュニティーが
発達してきた経緯がある。
その証のひとつとして、「方言」がある。
興味があれば調べていただきたい。
ちなみに、例として『ありがとう』をあげると、、
徳之島→おぼらだれん
奄美大島→ありがさまりょうた
隣同士の島ですらこんなにも言葉に違いがある。
非常に興味深く、ロマンが詰まっている島、地域であると思う。
そんな徳之島。
『結の心』というのがある。
どんなものか言うと、、?
横のつながりを非常に大事にするものである。
それを象徴するかのように、
令和となった現代でも物々交換が頻繁に行われるような文化が存在する。
野菜採れたから食べて〜だとか、
魚獲ったから食べて〜だとか、
食べることばかり、、、笑
ただ、何かと親戚の家に行くとすぐ食べ物が出てくるのは事実。
お正月とか尚更。
何食、食べんねん。ってくらいに食べてしまう。出てくる。
さらに地域で子供を見守る・育てるような雰囲気がある。
毎日のように道ですれ違うような
おばあちゃんやおじいちゃんとは
名前を知らずとも会話していたし、仲良くなっていた。
(都会を知った今考えると恐ろしい、、、、、笑)
そういうこともあってか『合計特殊出生率』が、
1位:大島郡徳之島町 2.25(徳之島)
2位:大島郡天城町 2.24(徳之島)
16位:大島郡伊仙町 1.98(徳之島)
※2024年厚生労働省発表
と、徳之島にある3町全てが上位に位置している。
もちろんいろんな要因があるにせよ、
上記に示したような、
島の空気感というのは、
子育てのしやすさ、
産んでも安心ということに
少なからず繋がっているものと思っている。
そんな徳之島を私は、
守りたい。残したい。伝えたい。
何よりも、島を出た者たちが胸を張って
『徳之島出身です』
と、言えるように。
通じるような世界になるようにしたい。
僕の大きな野望である。
たくさんの人を巻き込んで実現させたい!させる!!!
やるしかない。
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