人に期待しない
相手に期待をしない。相手に期待し、相手に希望を抱き、相手にすべてを委ね、相手の行動に胸を膨らませ、自分の人生から目を背け、自分の道を決めることなく、自分の人生をないがしろにしていては、相手は愚か、自分すらも守ることができなくなる。
もちろん、相手との時間は言うまでもなく大切である。相手との時間に、相手を想い、相手の為に何かをする。一緒に同じことをして、絆を深める。本当に大切なことである。しかし、相手に期待し、求めてばかりいては崩壊の一途を辿る。
相手がいるのが当たり前となり、相手が何々をしてくれるから。相手が何々だから。事の発端が、相手、相手。そこには、相手への期待と、相手への依存しか存在していない。そこには、俺という人間、俺の意志は存在していないのである。
相手との時間、相手を想いやることはもちろん大切。しかし、だからと言って、自分の意見を言わなくてよいという理由にはならない。はっきりと言いたいことを言う。相手も言いたいことを言う。そこから信用、信頼は生まれてくるのだと感じる。