山梨県立大学 旧地域戦略総合センターの活動記録

山梨県立大学のCOCならびに拓殖大学との連携事業についての記事です。2019年度までに実施されたものです。 2020年度以降の活動記録は→https://note.yamanashi-ken.ac.jp

山梨県立大学 旧地域戦略総合センターの活動記録

山梨県立大学のCOCならびに拓殖大学との連携事業についての記事です。2019年度までに実施されたものです。 2020年度以降の活動記録は→https://note.yamanashi-ken.ac.jp

マガジン

  • インバウンド観光/クチコミ研究プロジェクト

    世界最大級の旅のクチコミサイト「Trip Advisor」の活用法を研究し、インバウンドツアーを企画・実施を目指すプロジェクトです。

  • まちづくりはひとづくり

    南アルプスでのコミュニティづくりの体験を、南アルプス市の職員、保坂久さんが記録として寄稿してくださいました。

  • やまなしフューチャーセンターをつくろう

    大学と地域との関わりをどうつくりあげていくのか。従来の大学とか団体の枠組みを超えた緩やかなつながりが必要だと考えています。大切な問いをつくり出していく場という視点から「フューチャーセンター」というものを、今一度じっくり考えてみます。

最近の記事

ご挨拶/新サポーターのご紹介!

 この度、山梨県立大学フューチャーセンターCasa Prismaを拠点に、地域と大学のプロジェクトサポートをすることになりました、安藤智博(あんどうちひろ)です。今年の3月に拓殖大学を卒業して山梨県にIターンして移住して参りました。自己紹介と今の想いを簡単にQ&A風にまとめたので、ぜひ読んでみてください。 Q.経歴を教えてください。  1996年、福島県郡山市で生まれ、大学進学とともに上京しました。そして拓殖大学国際学部卒業後、山梨県にIターンして参りました。大学在学中は、

    • 郷土料理のブランディングに取り組んでいます

      この記事に興味を持っていただきありがとうございます。 拓殖大学徳永ゼミナールの安藤智博です。 私たちは「地方創生の新しいカタチづくり」というテーマのもと、まちづくり活動を展開してまいりました。現在は縁あって山梨県富士川町という地域で、町の人々と協力して町を盛り上げる活動をしています。この度「地方と東京圏の大学生対流促進事業」に認定をしていただき、山梨県立大学杉山ゼミナールと連携して郷土料理ブランディングのプロジェクトを立ち上げて活動を行なっています。 私たちのキャンパスは

      • 情報発信が価値のあるものとなるように

        山梨県立大学の地域研究・地域交流事業にとって、2018年最大のニュースは、「Casa Prisma」という新たな交流拠点をつくったことです。地域のみなさんと、学生と教職員との交流をより深めるため、大学のキャンパスではなく、甲府駅北口に開設しました。 「Casa Prisma」がなぜ生まれたのか。地域と大学の交流拠点がなぜ必要なのか。本学の佐藤文昭理事によるマガジン(特集記事)「やまなしフューチャーセンターをつくろう」と、南アルプス市の保坂久さんによるマガジン(特集記事)「ま

        • 初めてのツアーガイド体験〜留学生がくれた言葉

          南アルプスに外国人観光客を。立ち上がった上田睦美さんと依田直大さんが、2018年12月15日、留学生を招き、ツアーガイドを初めて体験しました。 協力してくれたのは、山梨学院大学国際リベラルアーツ学部の留学生、スウェーデンから来たRENKLINT Erik Johannesさん(ヨハネスさん)とフィリピンから来た RANISES Jean Marielさん(ジーンさん)です。 山梨県立大学と山梨英和大学の学生さん10名も同行しました。 午前10時から午後3時までのツアー。

        マガジン

        • インバウンド観光/クチコミ研究プロジェクト
          14本
        • まちづくりはひとづくり
          5本
        • やまなしフューチャーセンターをつくろう
          11本

        記事

          ツアーの研究から実践へ。そして決意表明

          南アルプスで外国人観光客向けツアーをつくってみようというプロジェクト。いよいよ研究から実践の段階へ。 2018年12月14日、南アルプスの古民家「Yolo宜Sawanobori」に13名の方が集まり、勉強会が開かれました。勉強会のテーマは、2つです。 1つは、2018年12月9日に学生が行なった人気ツアーの視察報告です。参加したのは、Satoyama experienceで知られる飛騨古川のタウンウォークツアー。(視察の簡単なレポートはこちらに→https://note.m

          ツアーの研究から実践へ。そして決意表明

          Keep yourself alive in the revolution of DX!

          はじめまして。山梨県立大学フューチャーセンター活動であります「Prisma(プリズマ)」及び、その活動拠点となります「Casa Prisma (カーサプリズマ)」のクリエイティブディレクターを拝命しております、桑嶋維(クワシマ ツナキ)でございます。どうぞよろしくお願い致します。  さて、僕は職業柄、作品を説明すると言う事は決して致しません。ましてや、25年前にロンドン遊学中に学びました、言語を介さないコミュニケーション方法(=non verbal communicatio

          大学が新たな学びの場所をつくるにあたり、学生に送ったメッセージ

          2018年12月22日、山梨県立大学は、甲府駅北口に新しい学びの拠点を開設します。 名前は、『Casa Prisma』(カーサ・プリズマ) 1階は、カフェやコワーキングスペースのような空間です(16日現在まだ工事中)。 2階は、壁の全面がプロジェクターのスクリーンで、焚き火(本物ではありません)のセットを囲んで、Snow Peakのキャンプ用の椅子がセットされています。 以下、『Casa Prisma』開設にあたり、学生に送ったメッセージです。 山梨県立大学の学生のみな

          大学が新たな学びの場所をつくるにあたり、学生に送ったメッセージ

          外国人に大人気のツアーに参加してきました。

          外国人観光客に大人気のツアーが岐阜県飛騨古川にあります。その人気の秘密を探り、南アルプスのツアーに役立てようと、12月9日、視察に行ってきました。 Satoyama experienceというブランドで知られるこのツアー。人気のサイクリングツアーを申し込みました。ところが、この日は初雪。残念ながら、タウンウォークツアーに変更になりました(タウンウォークツアーは、通常は外国人向けだそうです)。 14時から16時半までで4900円。ツアーデスク(事務所)を出て、町家が並ぶ細い

          外国人に大人気のツアーに参加してきました。

          大学は、地域を変えることができるか?

          12月2日に南アルプス市において、多摩大学主催によるやまなしフォーラムが開催されました。メインは、多摩大学学長である寺島実郎氏のお話でしたが、後半のパネルディスカッションに、パネリストのひとりとして参加しました。 テーマは、やまなしの課題と未来。 終盤の会場からの質疑の中で、過去10年間地域は変わらなかった。それは、大学が「評論家」になってしまったからではないか、といった趣旨のご指摘(ご批判)を頂きました。 ディスカッション時間が十分になかったので答えが中途半端になって

          大学は、地域を変えることができるか?

          学びたいという好奇心に刺激を受ける

          山梨県立大学地域研究交流センター主催の秋季総合講座が9月15日に開かれました。延べ93名の方が来てくださいました。高校生から県の生涯学習講座の受講生の方まで、年代、性別問わず幅広く参加してくださり、みなさんの「学びたいという好奇心」に私たちも刺激を受ける1日となりました。ありがとうございました。 秋季総合講座は、学びの秋にあわせて、毎年開かれています。看護、人間福祉、国際政策の各学部から教員がそれぞれの専門や関心に合わせたテーマでお話をさせていただきます。去年とことしは、苔

          学びたいという好奇心に刺激を受ける

          ホームページ制作の”救世主”現る

          市民の有志の手で、南アルプスで外国人観光客向けのツアーをつくろうというプロジェクト。英語のホームページをどうつくるか。大きな課題となっていました。 前回の勉強会で、参加者のみなさんに「やりたいこと、できないこと。助けられること、助けてほしいこと」をリストアップしていただきました。 助けが欲しいという声がいちばん多かったのが「ホームページ制作をはじめとするITの分野」と「英語」でした。 英語はなんとかなると考えていますが、ホームページは誰かがなんとかしなければなりません。

          ヤッパリ「まちづくりはひとづくり」でしょう〜その5『WAKAMONO大学始まる』

          南アルプス市役所の保坂久さんの連載レポートです。前回はこちらです。 WAKAMONO大学「第0回」平成25年度末は、人事異動が予想されました。事業予算が確定されると並行して、異動先の希望をアピールしなければなりません。事業予算が確保できても、自分ができなければ意味がありません。事業企画の時点で、予算付けは教育委員会生涯学習課か市民部の市民活動センターが想定されました。まちづくりの観点から市民活動センターが出来ました。幸いなことに「この事業はだれが実施するんだ」ということにな

          ヤッパリ「まちづくりはひとづくり」でしょう〜その5『WAKAMONO大学始まる』

          ヤッパリ「まちづくりはひとづくり」でしょう〜その4『WAKAMONO大学』構想をまとめる

          南アルプス市役所の保坂久さんの連載レポートです。前回はこちらです。 若者たちの熱と思いをカタチにしたい 「南アルプスコミュニティ」を取り巻く若者たちの熱は高まり、地域や仲間たちを思う彼ら彼女らの思いは尊い。その熱や思いをまちづくりに向けてもらうことはできないか。この組織の立場として、その熱や思いをカタチにすることができないかと考え始めました。 まず、背景として、二つのことを踏まえることにしました。ひとつは、これまでの高度経済成長期の成功体験や過去の政策を基にしたこれまでの

          ヤッパリ「まちづくりはひとづくり」でしょう〜その4『WAKAMONO大学』構想をまとめる

          【ご案内】「幸せの国デンマークに学ぶ新たな価値創造(イノベーション)」 セミナー&ワークショップ

          「幸せ」と「価値創造(イノベーション)」。 一見するとつながりのない二つの言葉です。しかし、地域社会の問題やニーズを市民の視点から捉え、その中に新たな価値を見つけそれを形にしていくことは、私たち一人ひとりにとって心地よい、幸せを実感できる地域を創っていくことにつながるのではないでしょうか。 ご存じの通り、デンマークは「世界一幸せな国」として知られています。その原点には、「ヒュッゲ」と呼ばれる心地よさや、「フォルケホイスコーレ」と呼ばれる生涯をかけて主体的に学び続けていくし

          【ご案内】「幸せの国デンマークに学ぶ新たな価値創造(イノベーション)」 セミナー&ワークショップ

          ツアーが実現しそうだと感じつつ、大切なのはこれからだなと思い返す

          外国人観光客に南アルプスの日常を楽しんでもらうツアーをつくろうというプロジェクト。kakeruプロジェクトと名付けられています。勉強会を重ね、市民のみなさんと話しているうちに、TOMODACHI(友達)ツーリズムという感じがだんだんしてきました。 さて、実践編に入ったこのプロジェクト。前回の投稿では、ツアーが実現しそうだという現場の空気感をお伝えしました。 ツアーは分業ででは、これから勉強会をどう進めていくのか。前回の勉強会では、ツアーを実現するための「やることリスト」を

          ツアーが実現しそうだと感じつつ、大切なのはこれからだなと思い返す

          ツアーが実現しそうだと思った瞬間

          南アルプスで外国人観光客向けのツアーをつくれないか。8月31日に開かれた勉強会のレポートです。いよいよ実践編です。 勉強会に参加してくださるみなさんのモチベーションがとても高く、実際にツアーのプランを立ててみた方もいるという情報を聞きつけ、今回から実践編に入ることにしました。今回は17人の市民の方が集まってくださいました。山梨県笛吹市芦川から2人のゲストも来てくださいました。 ツアーを始めるにあたり「やらなければならないこと」講師は、東京で外国人向けの自転車ツアーを主宰し