地域密着薬局が「Amazonファーマシー」に負けないための3つのポイント
7月23日、Amazonは「Amazonファーマシー」のサービス提供を開始しました。今回はこのニュースを受けて、地域密着薬局としてどのように対抗すれば良いのか、具体的な3つのポイントについてお伝えします。
前回までの記事をご覧になられていない方は、ぜひそちらも合わせてご覧ください。
地域密着薬局の強みとは?
地域密着薬局が勝ち残るために大事なのは、「質と量を意識した患者とのコミュニケーション」です。たとえ今後、Amazonが物流の力で薬の配送を広げても、あくまで薬局が扱うのは「医療」です。
「医療」において「信頼」はとても大切な要素です。
患者サポート、つまり「対人業務」をしっかり充実させて、地域の皆さんからの「信頼」を得ることが、地域密着薬局としての強みになります。
商品力を発揮するためのポイント
マーケティングの世界では、価格、品質、デザイン、機能、品揃え、デリバリーなどが「商品力」を構成しますが、地域密着薬局では特に「機能」、つまり薬剤師としての役割をコミュニケーションを通じて発揮することが最大の武器となります。
まさに政府も平成27年から「患者のための薬局ビジョン」で「かかりつけ薬剤師・薬局」を推進しています。これを踏まえ、かかりつけ薬剤師・薬局としての「機能」を強化するための3つのキーワードをご紹介します。
1. コミュニケーション
質と量を意識したコミュニケーションは、患者との信頼関係を築くための基本です。但し一方的に説明して終わり、というのはコミュニケーションとは言えません。
処方箋の受け取りや投薬時だけでなく、服薬期間中におけるフォローアップも重要です。「ご体調はどうですか?薬は効いていますか?副作用はないですか?」といった定期的な連絡とやり取りで、患者に安心感と信頼感を与えます。
2. かかりつけ化
コミュニケーションの質と量が向上すれば、かかりつけ薬剤師としての役割も強化できます。定期的なフォローアップや相談対応を通じて、患者は薬局と薬剤師に対する信頼感を深め、再来訪の意欲が高まります。
3. 薬局・薬剤師DX化
忙しい薬剤師業務の中で、患者とのコミュニケーションの質と量を上げ、かかりつけ薬剤師・薬局として責任を担うためには、業務の自動化と効率化が不可欠です。
オンラインでの相談やフォローアップ、デジタルツールの活用によって、業務を効率化し、より多くの患者と効果的なコミュニケーションを図ることができます。
実践のためのアクション
薬局・薬剤師業務のIT化やDXにおいては、弊社が得意とするところです。DXを通して、患者や近隣医療機関とのコミュニケーションの質と量の向上、かかりつけ化の強化、加算獲得強化、集患強化など、業務の効率化と質の向上を一度に叶えるためのご支援を幅広くさせていただくことができます。
オンラインでの説明会や無料セミナーなども開催していますので、興味のある方はぜひご参加ください。さらに、フォローアップやコミュニケーションの質と量を向上させるためのツールやノウハウもご提供しています。
まとめ
Amazonファーマシーの登場により、薬局業界は新たな競争に直面しています。しかし、地域密着薬局がその強みを活かし、患者との信頼関係を深めることで、競争力を高めることができます。
質と量を意識したコミュニケーション、かかりつけ化、そしてDX化の3つのポイントを実践し、地域住民に愛される薬局を目指しましょう。
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