服薬期間中フォローアップとオンライン服薬指導―薬局経営を変えるツール「あなたの調剤薬局」【導入事例Vol.6】
こんにちは！薬局業務をトータルでサポートする 「あなたの調剤薬局」 です。私たちは、服薬期間中のフォローアップを自動化するツールの提供だけでなく、薬局経営における課題解決に向けたコンサルティングサポートにも力を入れています。
これまでのブログでは、さまざまな薬局での導入事例をご紹介してきましたが、皆さまご覧いただけましたでしょうか？（まだの方はぜひご確認ください！）
今回ご紹介するのは、 鹿児島県鹿児島市のエンジェル薬局様です。2022年11月、エンジェル薬局では調剤薬局向けの業務支援ツール「あなたの調剤薬局」を導入しました。
この記事では、エンジェル薬局の鎌田会長に直接お話を伺い、導入のきっかけやその後の変化についてお伝えします。（※本記事は2023年7月に行った取材内容を基に構成されています。）
薬局の現状と「あなたの調剤薬局」導入のきっかけ
エンジェル薬局は、鹿児島県鹿児島市にある整形外科の門前薬局です。現在、パートスタッフを含む4名の薬剤師が在籍し、月の処方箋受付枚数は約1800枚。地域の患者様の健康を支えています。
最近では、在宅にも力を入れており、現在40〜50名ほどの在宅患者様をサポートしています。今後はこの取り組みをさらに強化していきたいと考えています。
エンジェル薬局が「あなたの調剤薬局」を導入したのは2022年11月。導入の大きなきっかけとなったのは、地域支援体制加算2の取得を目指したことでした。
地域支援体制加算2の算定には、服薬情報提供料の算定強化が求められます。これを実現するためには、服薬期間中のフォローアップを徹底する必要がありました。しかし、改めて薬局の現状を見直すと、義務化から時間が経過しているにも関わらず、フォローアップがほとんど行えていない状況だったのです。
厚労省の動向を見ても、服薬期間中フォローアップの重要性は今後ますます高まると考えられます。「このままではいけない」「体制を見直す必要がある」と感じたことから、システム導入の検討を始めました。
導入までのプロセス
システム導入に向けて、エンジェル薬局では5〜6社のサービス説明を比較検討しました。その中で注目した1つが「あなたの調剤薬局」でした。
最終的な決め手となったのは、自動で服薬期間中フォローアップが可能という点です。
さらに、「LINE」のチャット機能を使ってフォローアップが行えるという仕組みも非常に魅力的でした。
他社のシステムでは、患者様にも専用のアプリやシステムを導入していただく必要があり、導入時や運用時に手間がかかるケースが多いと感じました。一方、「あなたの調剤薬局」では、患者様が普段から使い慣れているLINEを利用して手軽にフォローアップが行えるため、患者様と薬局の双方にとって負担が少ないのが特徴です。
これまでは電話を使ってフォローアップを行っていましたが、以下のような課題がありました。
患者様に電話の時間を取らせてしまう。
電話に出られない場合、何度もかけ直す必要がある。
薬剤師側の負担が大きく、効率が悪い。
こうした状況が原因で、限られた時間や人員の中でフォローアップが十分に行えないという課題がありました。しかし、「あなたの調剤薬局」ではLINEを活用し、フォローアップを自動化 できるため、こうした課題を一気に解消することができました。
導入コストと機能のバランス
「あなたの調剤薬局」を選んだ理由は、自動フォローアップだけではありません。以下の点も大きな決め手となりました。
トレーシングレポートが簡単に作成できる。
豊富な機能を備えながら、導入コストが比較的低い。
電子薬歴など、追加導入の必要がない柔軟な条件。
他社のシステムにも魅力的な点はありましたが、電子薬歴の導入が必須など、条件が厳しい場合もありました。総合的に判断した結果、「あなたの調剤薬局」が最適な選択肢だと感じました。
「あなたの調剤薬局」を使ってみて良かった点
自動でフォローアップができる点は非常に便利で、特に薬の種類に応じて内容が自動で変わる機能には助けられています。
あらかじめ決まった質問内容を、どんな薬にも同じように適用されるだけでは、服薬期間中フォローアップとして十分ではありません。
薬ごとに効能や副作用が異なるため、それに応じた質問内容を設定できることが重要です。「あなたの調剤薬局」にはその機能が備わっており、患者様一人ひとりに適切なフォローアップを提供できる点は非常に優れています。
患者様とのコミュニケーションの向上
導入から半年が経ちましたが、LINEのお友だち登録をしてくださる患者様が順調に増えています。整形外科の門前薬局ということもあり、年齢層が高い患者様が多いのですが、LINEを使われている方にはスムーズに登録いただいています。
登録してくださった患者様からは、投薬後フォローや受診勧奨のメッセージに対し、「助かりました」という感謝の声をいただくことも多く、コミュニケーションがより良好になっていると感じています。
オンライン服薬指導への取り組み
現在、エンジェル薬局ではオンライン服薬指導に力を入れています。「あなたの調剤薬局」では追加費用なしでオンライン服薬指導を実施できる点が魅力で、導入後にサポート担当の方の助けを得ながら環境を整え、対応を始められるようになりました。
厚労省も薬局業界のデジタル化を推進している中、オンライン服薬指導は、遠方の患者様や通院が難しい患者様にとって非常に役立つツールです。これからも告知を強化し、さらに多くの患者様に利用していただけるよう取り組んでいきたいと考えています。
今後の目標
エンジェル薬局としての今後の目標は、地域に根ざした活動をさらに深めていくことです。そのためには、患者様との信頼関係をより強固にし、日頃のフォローアップをしっかり行うことが重要だと考えています。
「あなたの調剤薬局」を活用することで、薬剤師の負担を軽減しながらフォローアップを実現できるようになりました。これは目標というよりも、今後の薬局運営において確実に取り組むべき課題だと感じています。
また元々の目的であった 地域支援体制加算2の取得に向けて、服薬情報提供料の算定を積み重ねていくことが当面の具体的な目標です。服薬期間中フォローアップのデジタル化やオンライン服薬指導といった取り組みを通じて、周辺薬局に先駆けた事例を示し、地域の薬局としての価値をさらに高めていきたいと考えています。
特に在宅医療については、個人宅だけでなく施設も含めた新たな開拓を進め、地域全体を支える薬局へと成長していきたいと思っています。
「あなたの調剤薬局」を導入検討中の方へ
「あなたの調剤薬局」の最大の強みは、自動で服薬期間中フォローアップができる点にあります。これまで大変だった投薬後フォローが驚くほど簡単に実現できるため、これからますます重要性が高まるこの業務に対応するための強力なツールだと感じています。
また、オンライン服薬指導が追加費用なしで利用できる点や、導入後の手厚いサポートも大きな魅力です。私もサポート担当の方に頻繁に質問をしていますが、その都度丁寧に対応していただけるので非常に助かっています。
さらに、「あなたの調剤薬局」を使って感じたのは、費用対効果の良さです。
同様のシステムは多くの会社が提供していますが、服薬期間中フォローアップやオンライン服薬指導を強化したいと考えている方には、心からおすすめできるシステムです。導入して損をすることはないと自信を持ってお伝えしたいですね。
まとめ
ここまで、エンジェル薬局の鎌田会長による「あなたの調剤薬局」活用事例をご紹介しました。いかがでしたでしょうか？
対物から対人へと薬剤師業務がシフトする中、服薬期間中フォローアップとオンライン服薬指導に注力されているエンジェル薬局様は、国が推進する「薬局・薬剤師のあるべき姿」を体現されています。その姿勢からは、地域の患者様に寄り添う真摯な姿を感じることができました。
弊社は、これからも薬局・薬剤師の皆さまが抱える課題を解決し、未来を切り拓くお手伝いを続けてまいります。
お問い合わせ
「あなたの調剤薬局」について詳しく知りたい方や導入を検討されている方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。無料のオンラインセミナーや説明会も開催しておりますので、ご興味のある方はぜひご参加ください。
最後になりましたが、エンジェル薬局の皆さま、そして鎌田会長、この度は貴重なお話をありがとうございました。
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