政治家の給料と活動費について
1. 国会議員の年収
国会議員の年収は、議員の手当として支給される歳費の額によって決まります。歳費は約2200万円であり、議員の中には副業をしている者もいるため、収入源は歳費だけではありません。なお、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、2021年5月から1年間は議員歳費が2割削減されています
2. 議員の給与と歳費の違い
国会議員に支給されるのは「給与」ではなく「歳費」と呼ばれます。歳費は「国会議員の歳費、旅費及び手当等に関する法律」によって定められており、一般職の国家公務員の最高の給与額より少なくない歳費を受けることが規定されています。期末手当を含めた年間の議員歳費は以下の金額になります(平成31年4月現在):
議長:36,580,774円
副議長:26,702,280円
議員:21,813,604円
3. 副業収入と税金
国会議員の中には、歳費以外にも講演や原稿執筆、会社顧問などの副業による収入を得ている者もいます。ただし、総理大臣を含むその他の国務大臣は副業を禁止されています。歳費は所得税から源泉徴収されるため、税金も課せられます。
4. 活動費と必要経費
国会議員には歳費以外にも以下のような活動費・必要経費が支給されます:
文書通信交通滞在費
立法事務費
秘書給与
JR特殊乗車券、国内定期航空券
派遣旅費日当
弔慰金
議会雑費
これらの給与や経費は、国会議員の活動や公務に必要なものとして支給されています
まとめ
政治家の給料は歳費と呼ばれ、副業収入や必要経費も含まれています。国会議員は公職としての責任を果たすため、これらの給与や経費を適切に活用しています。