ヴァイオリンの音程の取り方
ヴァイオリンを始めたところの初心者ですが、1週間毎日1、2時間弾いて来て、ネット検索やYouTube でそれ以上の時間を費やして調べた結果、色々なことが分かって来ました。
ギターやマンドリンと違って、フレットが無いヴァイオリンやチェロは音程を取るのが難しいです。
特にヴァイオリンは弦が短いので、少し押さえる位置が違うと音程が大きくズレます。
またポジションが上、つまり駒側に近づくほど指を狭く配置しなければいけないので、ハイポジションだと隣の音を弾くために前の指をどかさないといけないほどです。
満員の座席に割り込んで座る感覚と言ったらいいでしょうか。
比較的間隔の広い第1ポジションでも人差し指と中指、中指と薬指をくっ付けてそのままさらに小指を広げて押さえなければいけません。
さらに、3番線、4番線などの低音弦では左腕を、肘を内側に入れながら、不自然なまでに回外(手のひらが外に向くように捻る)させる必要があります。
おまけに演奏者からは指板がとても見づらく遠近感も分かりずらいのです。
また鏡を使ってしっかり視認しても、僅かの違いで音程がズレるのを防げません。
隣の開放弦とオクターブで合わせても、一度持ち上げて下ろすだけで音程がズレてしまいます。
ましてポジション移動しようものなら、悲惨なハズレ方になります。
弓のボウイングが音程に影響することもあるようです。
ビブラートは本来音程をずらすためのものですが、基本的な音程が取れていなければ無残な結果を招くだけです。
♪♪♪♪
悪戦苦闘しながらも、光明が見えて来ました。
とにかく隣接弦とオクターブや4度、5度で合わせて音程がとれると、実に美しい共鳴が得られて恍惚感すら感じられることが起こるようになって来ました。
もちろん酷くハズレることの方が多いですが、
少しずつヴァイオリンが共鳴で正しい音程を教えてくれるような気がして来ました。
少し指も慣れて来たので、導音(主音に解決する音、ドが主音のハ長調の場合シの音)を高く取ったりするとしっくり来るよような感じも分かって来ました。
ハ長調のシの音とト長調のシの音は高さを変えて弾くようにしています。
作音楽器の醍醐味が薄らと分かるような気もして来ました。
改めてYouTube の音源を聴いてみると、ヴァイオリン教師の方でも美しく響く音程が取れていない方やボウイングによる発音が美しくない方がいらっしゃるのも良く分かるようになって来ました。
道のりは長いですが少しでも美しい音を目指して頑張りたいと思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?