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自分にモテたかったんだ

仕事の合間に散歩をするのが日課です。風を斬りながらスタスタ歩いていると、頭の中が整理されていくようでリフレッシュします。

ある日、歩きながら“自分にとって大事なもの”と“そうでないもの”を仕分けしてみました。例えば…

【大事なもの】仕事で得る充実感/家族が安心して過ごせる家作り/長く愛せる服/尊敬する人たちの存在/読書/ひとり時間/挑戦するエネルギー…etc
【今の自分には必要のないもの】料理にかける熱意や時間/テレビドラマ/流行りの服/寝る前のスマホタイム…etc

仕分けすることから派生する“時間の使い方・お金の使い方・人との関わり方”まで思考は広がって、今自分が選びとっていきたいものが浮き彫りに。手放すものがハッキリすると、ずいぶん気分がラクになりました。

認められたいという願望

前々からわたしは、人からの視線や評価が気になるタイプだと自己分析していました。「これを着たらオシャレにみられるかな?」「こんなことして変だと思われるだろうか…」と心のどこかでいつも感じている気がしていたんです。

人に褒められるととても嬉しい。モチベーションが上がる。

でも思考の仕分けをしていると、“人からの評価”って大事なものにカテゴライズされてこなくて。むしろ今の自分には必要ないものに“人の目を気にしすぎること”をリストアップしたくらい。自分で意外に感じました。

年齢を重ねるにつれて人生のステージも変化していき、いつの間にか思っていた自分ではなくなってきているのかもしれません。人からの評価はとても参考になるけどそれがすべてではないと、知らない間に考えが変わっていたようです。

もちろんお仕事ではクライアント様や読者様の目線を意識することはとても大切なんですが、自分の生き方を選択していく上ではもっと自分中心でいいのかも。

本当に欲しかったもの

とはいえ、本当は頭の中で気づいていたんじゃないかなと思う節もあります。

褒められると幸せな気分になれる。もっともっと褒めて欲しいって思う。人に褒められることをしたくなる。でも、そんな風に進んでいった先に充実感はあっただろうか…?

そもそも人からの評価って求めるものじゃなくて、不意にもらうプレゼントみたいなもの。こちらがコントロールできることではないですよね。それにどんなに高評価をいただけたことでも、自分が納得いっていないとなんだか腑に落ちない。

結局は、自分が自分を認められるかどうか。

日々の過ごし方も、身の回りに置くものも、着る服も、まずは“自分が好きかどうか”を基準にしなければと改めて実感しました。

2021年、もっと自分勝手になろう

今の自分にとって大事なものとそうでないもののリストを眺めてみると、なかなか自分勝手だなと思います。まっさきに「これいらないや」と切り捨てた“料理にかける熱意や時間”は、家族がいる身でけしからんと思う人もいることでしょう。

でも自分ではこの仕分けを気に入っています。丼物やカレーライスの頻度が多くても家族が元気ならオッケー。できる範囲で機嫌よく。本当は料理が苦手なのに、頑張らなくちゃという呪縛から自分を解放してハッピーになりました。

それでいいじゃん、自分。

人の評価ばかり気にしていたけど、本当に欲しかったのは自分の評価だったんだな。2021年は自分にモテたい。




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