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白蛇の紋章〜サーペンス・アルバス (Whitesnake) #私を構成する42枚 より
私を構成する42枚
より26枚目の紹介はWhitesnakeの『白蛇の紋章〜サーペンス・アルバス』(1987年)です。
前記事の第3期ディープパープルからの繋がりということでこちらを紹介。
ホワイトスネイクは第3期ディープパープルのボーカリスト、デイヴィッド・カヴァデール率いるバンドです。
この「サーペンス・アルバス」は通算7作目の作品ですが、私が初めて聴いたホワイトスネイクはこのアルバムでした。(1995年くらい)
このゴージャスで華のあるジョン・サイクスのギターサウンドにカヴァデールのセクシーな声が見事にマッチしており、一発で好きになり、その後も色あせることのない作品として愛聴しています。
Still of the Night はミドルテンポですが、緊張感がありドラマチックでリフも印象的です。
そしてこれが初ホワイトスネイク体験だったことから、これ以前のスタジオアルバムはかなり地味に感じてしまい、ほとんど聴きなおすことはありませんでした。
この後の『スリップ・オブ・ザ・タング』はスティーヴ・ヴァイが参加ということでより派手さが増したのですが、どうも完成度としてはイマイチだと思いました。それもそのはず、このアルバムの曲を作ったのはエイドリアン・ヴァンデンバーグだからです。
不幸なことにヴァンデンバーグが腱鞘炎でレコーディングが出来なくなってしまったので、ヴァイが担当したのです。
プレイスタイルが全然違う2人なので、曲が持つ本来の魅力を出すことは難しかったように思います。
ジョン・サイクスであればおそらくうまくいったと思います。
そんなエイドリアン・ヴァンデンバーグとは1997年、『レストレス・ハート』で素晴らしい作品を残すことになりました。
この『レストレス・ハート』が、私にとってのリアルタイムで購入したホワイトスネイクのアルバムになります。
その後来日した際に渋谷公会堂へ行きました。
さてさて、そんな『白蛇の紋章〜サーペンス・アルバス』は、セールス的にも大ヒットし、どれもがシングルカットできるほど、完璧といってよい完成された作品です。
しかし、アメリカとヨーロッパでは曲数と曲順が異なります。
何故だかわかりません。
Give Me All Your Loveは爽快で艶のあるセクシーなナンバー。
Straight for the Heart、同じく爽快すぎるノリノリのナンバー(笑)
サイクスのピッキング・ハーモニクスの使い方が好き。
そして名曲中の名曲「Here I Go Again」はセルフカバーで、ギターソロはヴァンデンバーグが弾くというサプライズ。
極上のバラード「Is This Love」はホワイトスネイクで一番好きな曲かもしれない。カラオケでよく歌いました。
アウアウアウアウ~!が頭から離れない実質アルバムのトップナンバー「Bad Boys」
セルフカバーなのに1曲目に持ってきただけあって、超絶ドラマチックでカヴァデールの圧倒的存在感を示している「Crying in the Rain」
ということで、最高です。