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こんなに勉強ができない我が子に、なぜ中学受験させたいのかを、もう一度頭で整理する。


上の子の中学受験が終わって、ほっとしたのも束の間。3つ違いの下の子も受験したいと言い出した小4のおわり頃の話。

自分も受験したい、私立に行きたい。ていうか、自分も私立に行ける。そう思う一方で、上の子が土日も休みなく、塾だ特訓だ宿題だと駆け抜けていたのを見ていて、そんなに必死にやるのはなんか無理……とも思っているのだろう。
上の子が通っていた塾は「なんかやだ……」と、本人的には、慣れ親しんでいる個別に通いたいと言っていたので、そこに通うことに。
中学受験指導の実績も、大手に比べると少ないし、本当にここでいいか悩みに悩んだけど、もう、本人のやる気があるのが一番だと自分に言い聞かせ、その塾のノウハウ全てもらうつもりで(なんなら上の子が大手で教わった暗記法や、これ大事とか、そういう記憶も思い出してもらうとして)、通い始めた。

そもそも(そもそも……)、上の子の受験に精神的に私がつきっきりになってしまったからだろうが、下の子は、それまでの2年(小3、小4くらい)ほど、小学校への行き渋りが続いていた。
朝起きれない
眠いから行きたくない
宿題もやりたくないからやらない
私が付き添ったり、引きずったりして学校に連れて行き、やっと校舎に送り届けたところで、SCの先生に呼び止められて「お母さん辛いねえ、頑張ってるね」なんて言われて校門の横でボロ泣きしたこともあった。
同じように、親に付き添われて歩いている小学生や、並びにある中学の子を見て、このままでいいのか、このまま学校に行けなくなるのか。不登校?どうやって向き合う?なんて考えつつ悩みに悩んだこの頃。
受験しないならその分すきなことを、と、ずっと本人がやりたいといっていた習い事を始めてみたり、そんなこんなしているうちに夫が単身赴任になったり、気苦労が絶えない中で過ごした2年目(小4)のおわりころから、やっと1人で遅刻しないで通えるようになってきた。

そして言い出した「受験する」
え?
え??

お金とかはまあ置いておいて。
なんとかするとして。

進歩したんだと思う。
トンネルから抜け出したのか、トンネルの出口が見えて進む道に光がさしてきたのか、わからないけど、本人がずっと変わろうともがいていた日々に、灯りが灯ったというか。
いろんなきっかけが積み重なったのだろうけど、だったら、つきあってやるよ、と母は腹を括るしかないのだ!

今ここ、このタイミングで、本人なりに勉強を頑張ること。
その大事さはもちろんのこと、本人なりに変化したいと思っているのだろう。
だったら親として、環境を変えてあげたい。何かを掴むきっかけを、どこかご縁のある学校で見つけてほしい。
そして、私としては、必ずどこか合格は掴ませることが大事。合格を掴んだ上で、もしかしたら、そこには行かず、公立に進むかもしれないけど、何より、合格を掴むことで、自信に繋げさせたいなと思う。
だってさ、どこも受からなくて、ボロボロになってまた中学で不登校とかになったら、向き合い続けられる自信が全くない。

上の子のときとは全く違う中学受験をさせる動機。

下の子の受験校選びに「難関私国立の進学実績」をなにより先にチェックして重視するのをもうやめようと思う。
薄々思っちゃう、こんなにお金かけて進学実績のレベルこのくらいの大学かぁ……………の本音もやめよう。
偏差値の数字を見て、あーだこーだいうのやめよう。一つでも上のレベルって思うのもやめよう。
この子には、変化を与えたい、選択肢を増やしたい、自信とやる気を伸ばしてあげたい。
それこそ私立がどこも言うけど「多彩なプログラム」大事だなと思う。

ぶっちゃけ、上の子の学校も色々プログラムあるんだけど、学内選抜がなかなか通らなくてね……もっと教科横断型のプログラムがあればいいなと思うけど。
まあ、部活楽しんでるし、お友達とも楽しんでるし、成績もなんとなくいい感じのとこふわふわしてるからいいんだけど。

そう考えたら、受験のプロが言う偏差値じゃないんだっていうのも、本音ベースで、受かるところを探してあげるのも、そうだな真理だなと思ったり。

偏差値のメガネを外すと、近くにこんなに学校があったのね、と思ったところ。

小5、いまのところ、受かるところなさそうで、ない!模試の結果、上の子で見たことない偏差値!
でもまだ焦っちゃいけない。きっと、まだ、焦っちゃいけない!

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