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✅脳腫瘍について


✅脳腫瘍について

■脳腫瘍(のうしゅよう)とは?

脳頭蓋内にできる腫瘍の総称

大きく2つに別けられる

原発性脳腫瘍
脳の細胞や神経・脳を包む膜から
出来るもの

転移性脳腫瘍
肺がんや乳がんなどが
脳に転移して出来るもの


■何種類くらいあるのか?

細かく分類すると
150種類ほどになる

※ただし、
脳頭蓋内にある段階で
種類を確定することは困難で
摘出し調べる必要がある



■どんな症状が出るのか?

腫瘍が大きくなって
脳頭蓋内の圧が高まってくると
以下のような症状が出てくる

  • 頭痛

  • ふらつき

  • 吐き気

  • マヒ

  • 歩行障害

  • 痺れ


■どうやって調べるのか?

以上に書いたような症状が出たら、
迷わず脳神経外科へ。

そこで

  • MRI画像検査

  • CT画像検査

  • 異常部位の活動性を見るPET検査

  • 脳血管の状態を見る脳血管造影

  • 遺伝子検査

以上のようなもので、
ある程度の情報がわかるが、
最終的な確定診断は、
病理検査の結果になる。


■どんな治療法があるのか?

以下のことなどを併用して行う

  • 外科手術

  • 放射線治療

  • 化学療法(抗癌剤治療)

  • 免疫療法

  • 薬物治療


■悪性度ってなんだ?

「原発性脳腫瘍」は、

悪性度(治療や生活のしやすさ)で
グレード1~4に分類される

数字が大きくなるほど悪性
良性腫瘍はほぼグレード1で、
外科手術で完全に取り除くことが出来たら
再発はマレ

同じ種類でも
脳頭蓋内のどこに出来ているのかなどで
悪性度が異なる場合がある

(手術・治療のしやすさ)


■それぞれのグレードに分類される種類(例)

グレード1
・下垂体腺腫(かすいたいせんしゅ)
・神経鞘腫(しんけいしょうしゅ)
・髄膜踵(ずいまくしゅ)

グレード2
・星細胞腫(せいさいぼうしゅ)
・突起膠腫(とっきこうしゅ)

グレード3
・退形成性星細胞腫(たいけいせいせいせいさいばうしゅ)
・退形成性突起膠腫(たいけいせいせいせいとっきこうしゅ)

グレード4
・膠芽腫(こうがしゅ)
・中枢神経系悪性リンパ腫(ちゅうすうしんけいけいあくせいりんばしゅ)
・髄芽腫(ずいがしゅ)

グリオーマ:神経膠腫(しんけいこうしゅ)
代表的な脳腫瘍で知名度があるが、
悪性度は様々でグレード4で紹介した
膠芽腫(グリオブラストーマ)が再悪性型になる

―  つづく ―



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ヨワヨワマン辛島
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