指導員の思い出(オオイタ)
僕は障害者スポーツ指導員という資格を取得しています。
今回紹介するサポートしたスポーツは、「オオイタ」。
あっ、「オオイタ」というのは、「大分国際車いすマラソン大会」のことです。
「車いすマラソン」というのは、厳密に言うと「車いす陸上の1種目であるマラソン」と言うことになると思います。
この「オオイタ」は、フルマラソンとハーフマラソンの部がほぼ同時にスタートします。5kmごとに設けられた通過チェックポイント周辺に指導員がスタンバイをして観客の安全や交通整備を行うのが任務の一つでした。
ところが、それを僕が担うのは少々…ではなく、かなり無理がありました。
そこで、ゴール地点でRCチップを回収する係を担当していました。
RCチップというのは、レーサーの前輪などに取り付けることで、ゴールの白線を越えたときの記録が自動でカウントされる小型機械のことです。これは来年以降も出場選手が取り付けるため、ゴールした選手を指導員が追いかけて、工具を使ってチップを取り外します。
ところが、これも僕が担うのは少々…ではなく、かなり無理がありました。
なぜなら、いくらゴールした後と言っても高速で走り終えたレーサーを追いかけるなど、貧弱なヨワヨワマンには到底無理でございまして…更にチップを工具で外すのも至難の業!
そこで、回収BOXの置かれたテーブルに陣取って、レーサーから取り外したチップを持って走ってくる指導員を出迎えていました。
と言ってもですね〜
「や~や~ご苦労様、まだまだ選手がゴールするから頑張って~」とエールを送るだけだったわけではありませんよ!
RCチップには選手の番号が印字されたシールが貼られていました。それを頼りに出場選手全員のチップがきちんと回収できたかをチェックしなければいけませんでしたから、そんな余裕はなかったと言ったほうが良いかもしてません。
回収ミスがあれば来年以降に問題が出てきてしまいます。ですから回収BOXへ入れる前に出場選手全員のチップを回収できたという確信がほしい…
ここで問題になったのが狭いテーブル。
本当は、出場選手全員のチップを番号順にテーブルへ並べてから回収BOXへ入れたかったのですが、それではスペースが足りません…
チップをレーサーから取り外して持ってきた指導員は、次々にテーブルヘ置いていきますから、なおさらです…
そこで、「1~10まで1組・2組目は11~20まで」などある程度区切って揃ったチップを回収BOXへ入れていきました。
ただし、全出場選手がゴールの白線を越えられる(完走できる)というわけではありませよね?
途中棄権(リタイア)もあるでしょうし、(先ほど紹介したようにオオイタには時間制限がありますから)タイムアウトのため強制的にそれ以上走ることができない選手もいます。
そこでレース状況を逐一確認しながら(区切った全選手のチップが目の前になくても)回収BOXへ入れていくというのは、地味ながら神経を使ってなかなか骨を折る作業だったな~と今思います。
いかがでしたか?
今回送った「僕からの手紙」が、何らかの形で、みなさんのプラスになれたら、とても光栄です!😊
読んだよ〜ってことで、スキを押してもらえたら、今後書いていく励みになりそうな気がします。🔥
できましたら、これからもたくさん手紙を送りますので、どうか目を通してほしいです。🙇
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僕が書くすべての記事(手紙)は、長い時間かけて継続して書いてきた記録や、そうでなかれば得られないであろう考え方や貴重な体験を基にしています。いただいたサポートは、その評価だと捉えさせていただき、それを糧に今後も多くの記事を書いていきますので、どうかよろしくお願いします。