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第1章(決心まで):その13 迫るタイムリミット

(勤務中の態度を改善させる方法って何かないのかな?)

そう思って藁にもすがる思いで調べていたところ…

(PSG検査…なんだそりゃ?)

詳しくはよくわからないけど、
睡眠時無呼吸症候群の可能性を調べる検査みたい。

(ということは~この検査を受けてみて
僕が睡眠時無呼吸症候群なら

その対策をして睡眠の質を上げちゃえば…
居眠りする確率が減らせるのかも!

そうすれば、まだなんとか働けるんじゃないかな?)

循環器科を受診
循環器科を受診

そう思った僕は、検査ができる循環器科を受診して相談。

問診で睡眠時無呼吸症候群の可能性を疑われたんだけど、
まずは簡易検査を自宅でしてきてねと言われ…

後日レンタルした機械を返却して解析してもらったところ~
症状は軽度でありCPAPなどの治療対象にはならなかったんよ…

ま~寝る時の姿勢を横向きにするなど
いくつかアドバイスは受けたんだけど
症状を劇的に変える手段は見つからなかった。

CPAP
CPAP

そんな僕に追い打ちをかけるようなことが起きちゃう…

「ちょっと…今回は問題ありですね…」

森先生に近況を伝えて
急遽MRI検査をすることになった僕。

そんなショッキングな言葉を聞いたのは
撮影が済んで診察室に呼ばれてすぐのこと

(えっ…これって僕のMRI画像?)

慌てて(僕のMRI画像が表示されている)医療モニターを見ると、
平面にスライスした形ではあるけれど…
左側(左脳)全体の2~3割ほどに拡大した嚢胞構造が写って見える…

これまでとは明らかに大きさが違う…
あまりの変化に、本当は別人の画像なのでは?

疑ってしまうというのか…
別人のものであってほしい切なる願いというのか…

以前受けたPET検査(FDG)以降も、
嚢胞は拡大傾向ではあったけどね。

(今に比べたら)拡大ペースは緩やかだったし~

自覚症状も出ていなかった!

それが、最近は自覚症状が出て生活に支障が出てきたし~
今回の画像は急速に拡大している…

(これって…やばいんじゃ?…いや…やばいぞ!)

「あの~先生、これは大丈夫なんでしょうか…」

「今すぐに命の危険があるわけではありませんが、
壊死ではない可能性も十分視野に入れなければならないでしょう。

ただ、自覚症状が出ている今、それにこだわるよりも、
早急に何かの手を打った方が辛島君のため
です。

これまで言ってきたように
いつかはなんとかしなければならず、まさに今がその時です。

もちろん今回も最終的に決めるのは私ではありません。
辛島君次第ですが…
私から大学病院に強くお願いをするので
受診してよく相談してください」

早期に何らかの治療を受ける意義はわかっているつもり

だけど、

小心者で優柔不断な僕(ヨワヨワマン)が
それから逃げてしまう傾向が続いて

今日まで来てしまった…

ただ、今後も逃げ続けるわけにはいかないみたいだ。

「わかりました。行ってきます!」

僕はこれまでの自分ではダメだと言い聞かせ
大学病院を受診する!

ー つづく ー


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ヨワヨワマン辛島
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