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その3 あら、もう終わったの?

2020年 (令和2年) 7月下旬 43歳

それからは、毎日通院して処置を受けることになった僕。

当初は、1か月くらいはかかるんじゃないかと気を引き締めて挑んだわけなんだけど、蓋を開けてみたら想定外のスピードで回復していったみたい。(看護師さんによる見解)

そして迎えた約1週間後の皮膚科外来受診時のこと

「うん、いいでしょう。傷はもう塞がっているので、デュオアクティブは貼らなくて良いです」

そう言われる女医先生。

「えっ、では塗り薬とかに変更ですか?」

「いえ、今日で終診になります」

「そ、そうですか…」

終診ってことはケガが完治したというわけなんだから喜ぶべきなんだけど、それ以上に何か拍子抜けって感じ。

ま〜それだけ傷の程度が軽かったんだろうと予測していたところ、案の定今回の病名は「表皮剥離」

同じお尻のケガでも、褥瘡に比べたら軽度の症状だったみたい。

場所は仙骨部。それも尾骨周辺みたいだ。

「仙骨部というのは広範囲を指す場合が多く、寝たきりの場合は仙骨周辺、車いす利用者は尾骨周辺にケガをすることが多いようです」

「そうなんですか~」

「それではお大事に!」

「あっ、先生…」

帰り際、僕は以下のような質問をした。

「あの~僕のお尻って、お猿さんみたいに赤っぽい皮膚が一部に広がっている状態なんですけど、これって治りますか?」

お猿さんみたいに赤っぽい皮膚
お猿さんみたいに赤っぽい皮膚

「それは難しいでしょうね。本来なら高い圧がかかっていない皮膚は通常の色合いに戻りますが、あなたは車いすに四六時中乗っていますから高い圧をかけっぱなしにしていますから…」

「無理なんですか~」

「ただ、プッシュアップでそれを軽減・現状維持することは可能ですので頑張ってください。再びケガをする予防にもなりますから」

「わかりました」

というわけで…

今回は完治まで時間がかからなかったので良かったんだけど、これからいろいろと大変になりそう予感がしてきてね…

(僕はどうなっちゃうのかな~)

そう思いながら(またお世話になりそうな?)病院を後に家路へと急いだ。


ー つづく ー


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