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その19 気になるところは全て皮膚癌んなんだ!これってヨワヨワマンらしいのかも?情けない本領発揮だな・・・


2018年 (平成30年) 41歳 4月上旬 

(少しの皮膚症状も見逃してはいけないんだぞ!何かあればすぐ病院だ!ど素人の僕が軽率な判断はしたら痛い目に合うんだからな…)

タブレット作戦を始めたばかりのころは、どんどん増えていく画像を逐一チェックしていくのが面倒だったけど、最近になってようやく何とか慣れてきて、確認作業が軌道に乗ってきた!

太ももの傷跡と違って、後頭部は目視で確認しにくい場所。だからこそ、作戦の意味はあると信じてやまない僕は、血眼になって画像を食い入るようにチェックしていく…

(あ~やっぱり映ってるな~)

皮膚移植をした患部周辺に、少し前から出てきた薄赤黒いホクロのようなもの。

大きさは、5mmあるかないか…(皮膚移植を含めた患部全体の大きさをを500円玉としたら、5円玉の穴くらいの)

ここ!また映っている…

(出てきた2月くらいの画像と大きさって変わっているのかな~?)

タブレット作戦で最も大事なことは、撮影したばかりの画像だけではなくて、時系列の皮膚変化をつかむために、月ごと(最低でも年単位)で撮りためている画像をさかのぼって見比べること!

するとだ…

(良かった、大きさに変化はなさそうだ)

動かぬ証拠で、ほっと胸をなでおろす僕

ただし、消えてなくなっているわけではないんよね…

だから何か問題じゃないのかなと思うんだど、先月(3月)かかりつけの皮膚科を受診した時、先生は後頭部の患部を目視されている。それでも異常を指摘されなかったということは、この薄赤黒い点って何者なんだろう?

(待てよ…あの時は僕が先生に相談していなかったから、見逃した可能性もあるんじゃないかな?ま~痛くも痒くもないから、気にせず放っておいていいかな…)

よく考えたら手術を受けた基底細胞癌も、見つかるまで痛くも痒くもなかったのを思い出してしまった僕。

(やっぱ…やばいんじゃないのかな?これも、ひょっとしてら皮膚癌なのかもしれないぞ!)

そう思い始めて、不安でたまらなくなったっ僕は、今月の定期受診日を待つことができず、急遽かかりつけの皮膚科を受診した。 

はい、紹介状!
はい、紹介状!

「あれ?今日はどうされましたか?」 

突然やってきた僕を見て、少し驚かれている感じの先生…(今振り返ると、定期外来受診時とは違った雰囲気だったんだろう…)

「あの~少し前からあるんですけど…ここに薄赤黒いホクロのようなものが映るようになっていて…再発でしょうか?…」 

タブレットの画像を指さしながら、そう質問する僕。

「あ~これですか~先月来られた時にもありましたね。そこは問題ないと思いますよ~」

「えっ…問題ない?…」 

「ええ」 

「そうなんですか…すごく気になっていて…」 

「そこよりは、移植している皮膚と頭部の皮膚の境界線(つなぎ目?縫い目?)を私なら気にしますが…」 

「えっ!手術の失敗とか…?」 

「いえいえ、そんな大問題ではないでしょう。経過観察で十分で、わざわざ大きな病院へ紹介するほどではないと思いますよ」 

「そうですか…でも…」 

「安心してください、大丈夫ですよ。それではまた来てくださいね」

「はい…でも…」 

「う~ん…心配ないとは思いますが…(大きな病院への)紹介状を書きましょうか?」

「本当ですか!ぜ…是非お願いします!」

半ば先生に、無理やり紹介状を書かせてしまった僕

次回は1年後と言われていたはずの大きな病院へ、わずか数か月で受診することになった僕。

これで、大したことではなかったとしたら…

かかりつけ医にも執刀医にも、情けない小心者だなって笑われてしまうかもしれない…

ー つづく ー


いかがでしたか?

今回送った「僕からの手紙」が、何らかの形で、みなさんのプラスになれたら、とても光栄です!

読んだよ〜ってことで、スキを押してもらえたら、今後書いていく励みになりそうな気がします。

できましたら、これからもたくさん手紙を送りますので、どうか目を通してほしいです。

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