エロは世界を救う!
「ヒロキさん、これ靴を履く装置なんです」
僕がまだ施設にいた時、車いすを漕ぐのもやっとだというくらい上肢にも障がいのある後輩がいました。
と言ってもケイソンではありません。おそらく脳性麻痺だと思います。
彼が言う「装置」というのは「自助具」のこと
板のようなものに靴がはめ込めるようになっていて、そこへ足を乗せると靴が履けるという仕組み?
彼にとって狙ったところに足を乗せるのは大変なことなんですが、ダイレクトに靴を履く方がはるかにハードルが高い!
そこで、その板のようなものがQOLを高める(できるだけ早く正確に靴を自分で履けるようになるため)には欠かせないアイテムなんだろうと思いました。
彼は入所したてのころは大人しいとても真面目な青年と思っていたのですが、「ある事」がきっかけで打ち解けていきました。
そのある事とは…
「ねえ、誰から郵便物が来るの?」
彼に時々A4サイズの茶封筒が届くので不思議に思って質問した僕。
「えっ、あ〜知人からです」
「手紙?ひょっとして文通とか?」
「いえいえ、男性です」
「それじゃ〜?」
「えっと…」
少し躊躇しながら見せてくれたのは「いかがわしい本」
知人である男性おすすめの一冊が不定期で届いていたわけです。
そんな彼はクリスチャンで日曜日は外出する事が多かったのですが…
「ヒロキさん、あすこに行けば若い女性がたくさんいて車いすを押してくれたりおしゃべりできるんですよ〜」
「へ〜‥って何しに行ってるわけ?」
「へへへ」
ここから少し話が変わるのですが…
僕は学生の時に受けた手術がきっかけである「中途障害者」ですが、彼は生まれつき障がいがあります。
このように、障がいのある人は「障がいを持ったきっかけ」が大きく分けて2つに分けられると思うんです。
僕だけなのかもですが…
両者の考え方?生き方?に違いがある事が多い。
そんな中、「エロ」というカテゴリ?だけはお互い分かり合える・垣根などない…
エロは世界を救う!
…
ではまた…
いかがでしたか?
今回送った「僕からの手紙」が、何らかの形で、みなさんのプラスになれたら、とても光栄です!😊
読んだよ〜ってことで、スキを押してもらえたら、今後書いていく励みになりそうな気がします。🔥
できましたら、これからもたくさん手紙を送りますので、どうか目を通してほしいです。🙇
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