🎯第1章 手術まで:その7 気の合う2人
手術前は2人部屋の病室にいたんよ~
もう一人は僕より年上で20歳くらいの男性。
彼は脳内の血管に問題があるみたいで、
毎年定期的に検査を受けているとか?
子供は別として…
病室のベッド間にあるカーテンを
常時閉めている人院患者さんって
結構多いと思うんだけど、
物静かな彼と僕はなぜか馬が合ってね~
カーテンは寝るとき以外ずっと開けっ放し!
いろんな話をしたし、
漫画や雑誌を貸し借りしたり、
お菓子をいただいたりしていたんよ!
当時は食欲旺盛で
病院食だけじゃ満足できなくて
売店へ行ったり、持ってきてもらったり
お菓子やパン・おにぎりやカップラーメンを
食堂や病室で四六時中食べていたんだけど、
「辛島君は本当によく食べるね~
病気しているとは思えないな~」
そんなふうに感心されていたっけ?
また、
手術前日に院内の理髪店でスキンヘッドにしたときは
「お~意外と似合ってるよ!」と言って褒めてくれたな〜
あっ…そういえば、
スキンヘッドにしたときに頭皮が赤いニキビみたいなので
一面覆われていたのを思い出した!
あれって何なんやろ?
ま~いっか今更…
手術前日の消灯時間の時
(彼との同部屋生活もこれで終わりなのか~)
ちょっぴり残念ではあったけど、
夕食後もひたすら食べ続けていた僕
アホでしょ?
彼はそんな僕を見て苦笑いを浮かべていたっけ?
「じゃ~これが手術前の最後になります…」
そう言って大事に食べたバームクーヘン
…
カステラだったかな~?
…洋菓子だったような気がするんだけど
なんやったっけ?
ー つづく ー
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